内容説明
新聞や雑誌の広告欄をみても、ブランドを前面に打ち出したオリジナリティの高い商品や、あるいは高級感にあふれた商品が、めっきり増えてきた。そこには、自社のブランドを強化し、他と差別化することによって、消費者の理解を深め、より多くの、そしてより確かな愛用固定状況をつくり出そうとする、企業サイドの必死ともいえるブランド戦略の息遣いが、一段と強く感じられる。ランバン、ニナ・リッチ、バジーレ、バーバリー、ベンツ、ダルマイヤー、オリベッティ…、ファッションから食品まで、名門企業の「ブランド力」の核に迫る。
目次
1 ブランド戦略とヨーロッパブランドの特質
2 ヨーロッパのファッションブランド発想―「パリの権威とミラノの感性」
3 バーバリー社のブランド発想―「素材と機能美の追求」
4 ダイムラ・ベンツ社のブランド発想―「最善か無か」
5 ダルマイヤ社のブランド発想―「量より質のマイスター気質」
6 オリベッティ社のブランド発想―「機能はデザインと共にあり」
7 ヨーロッパブランドビジネスに何を学ぶか



