出版社内容情報
あまりに多様化し膨大な数になってしまった製品やブランドを、整理し、消費者のストレスを減らして、収益構造を改善する戦略。
内容説明
顧客本位ではない、多品種大量生産・販売の過ちを正し、顧客と企業の関係をすっきりさせる総合マーケティング戦略。
目次
第1部 なぜシンプリシティが必要なのか(選択肢が多すぎる;ソリューション(問題解決)への道筋
シンプリシティ・マーケティングの四つのR)
第2部 戦略―四つのRを競争優位のために使う(代替―代用と合併;再包装―集合と統合;再ポジショニング―顧客のブランドスケープをシンプルにする;再補充―連続供給、欠陥ゼロ、競争力のある価格)
第3部 シンプリシティを管理する(見た目はシンプルに、裏では複雑に―ITの役割;シンプリシティ・マーケティングをブランド製品戦略に統合する;決算―顧客のストレス解消を株主にとっての価値に変える)
著者等紹介
クリストル,スティーブン・M.[クリストル,スティーブンM.][Cristol,Steven M.]
ブランド戦略の権威で、数々のハイテク企業のマーケティング戦略を成功させたコンサルタント。ブランド・ポジショニング、ブランド・エクイティ、ブランド・コミュニケーション、マーケティングとインターネットの戦略的統合などで、適切な指導を行なっている。近年は特に、テレコミュニケーションやインターネット分野でのブランド戦略確立に力を注ぎ、コマース・ワン、ヒューレット・パッカード、ネットスケープ、3Com、パシフィックベル、ソニーなど多くの企業の戦略形成に助力した
シーレイ,ピーター[シーレイ,ピーター][Sealey,Peter]
カリフォルニア大学バークレイ校ハース・スクール・オブ・ビジネス助教授。長年、コカ・コーラ社のマーケティング部門で指導的立場につき、同社のグローバルマーケティング担当取締役として「いつもコカ・コーラ(Always Coca‐Cola)」のグローバルな広告キャンペーンを成功に導いた経歴がある。その後独立し、マーケティング・コンサルタントとしてアンハウザー・ブッシュ、ビザ・アメリカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ヒューレット・パッカード、コダック、ノキアなどを指導してきた
藤江俊彦[フジエトシヒコ]
千葉商科大学政策情報学部教授。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。専攻はマーケティング、パブリック・リレーションズ(PR)、インベスター・リレーションズ(IR)論。(社)日本広報協会技術顧問。日本経営管理協会常任理事。主な著書に、『価値創造のIR戦略』(ダイヤモンド社、実践経営学会賞名東賞)、『現代の広報―戦略と実際』(同友舘、日本広告学会賞)、『実践危機管理読本』(日本コンサルタントグループ、日本リスクマネジメント学会優秀著作賞)がある
冨永星[トミナガホシ]
京都に生まれる。京都大学理学部数理科学系卒業。国会図書館司書、教員などを経て、現在は翻訳者として活躍
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