内容説明
オープン・システムとは、標準仕様を規定・採用することにより、ユーザーひいては社会に画期的な利益をもたらそうとする「新しい概念(パラダイム)」であり、あるシステムのオープン性は、ベンダーからの独立性と、分散(あるいはネットワーク)コンピューティングの二つのレベルから決まる、ユーザーが受ける利益の大きさで判断されるものである。
目次
第1章 オープン・システムとは何か
第2章 情報システム革命―オープン・システムのもたらすパラダイム転換
第3章 標準化の動向
第4章 情報システム発展の過程「これまで」と「これから」
第5章 オープン・システムにおける技術とその革新
第6章 オープン・システムにおける新しい企業戦略の動向
第7章 米国政府機関のオープン・システム構築・調達基準およびオープン・システムへの転換のガイドライン
第8章 オープン・システム普及のための課題と今後の展望
第9章 ユーザーにとってのオープン・システムの定義