出版社内容情報
競争優位の確保が高業績のキメ手である。その源泉は,会社のどんな部門,どんな活動にも存在する。前著『競争の戦略』の実践版。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
28
マイケル・ポーターと言えば、「競争の戦略」で知った方も多いと思います。その「競争の戦略」の中では、「ファイブフォース分析」が語られていますが、本書の中ではもう一つの有名な「バリュー・チェーン」という言葉が初めて取り上げられています。 本書は600ページからなる大作ですが、以下のような四部構成になっています。 ・競争優位の原理 ・業界内部の競走分野をどう決めるか ・企業戦略と競争優位 ・攻撃と防衛の競争戦略 最初の第一部を読むだけでも価値があるかと思います。2021/02/16
seki
13
名著。それにしても凄いボリューム。やっとの思いで読了。2023/10/15
ヒデアキ
5
やっと読みきれた。競争の戦略よりも企業内部の活動にフォーカスして、どのように競争戦略を企業が形成するのか?をわかりやすくまとめている。相変わらず記述の網羅性には感服するし、バリューチェーン始めとした概念は企業分析において極めて重要だと感じる。 事業責任者クラスの方に最適だろうが、現場で市場戦略を推進する身にも役立つ内容だった。2020/10/17
ヒデアキ
4
再読。頭のトレーニングとしてとても良い。 バーニーの理論と対比されるが、ポーターのポジショニング理論も一部は未だに有効だと思う。国際化や情報化社会の前提の中では競争戦略論はあくまで武器の一つになるけど大事な概念だと読んでいて思った。製造業を前提とした構成なのでそのまま実務応用しようとすると業種によってはうまく行かない。2021/07/08
syuji
4
「競争の戦略」の後編にあたるような本。前書が企業の外に目を向けたものに対し、今回は企業の内に目を向けている。 読みやすいことを意識しているわけではないと書かれていた通り内容は難しいが、今でも通用する点も多いので何回も読む必要があると思う。2020/04/21