内容説明
反骨精神がコンピュータ市場を生み出した。経営の師と仰ぎ、敬愛の情を寄せた前任者を越えるには両者の間に嵐が吹き荒れようが、不撓不屈の反骨心が必要だった。後継者として認められるには、涙を流してでも戦わねばならなかった。
目次
ワトソン家の長男に生まれて
父はミシンの行商人からIBMを創った
母の教育
IBMを継ぐのは嫌だ
落ちこぼれジュニア
ルーズベルトと父
「一日一〇〇〇ドルの男」
ヒトラーに返した勲章
セールス・スクール入学
「IBMデイ」〔ほか〕
著者等紹介
ワトソン,ジュニア,トーマス・J.[ワトソン,ジュニア,トーマスJ.][Watson,Jr.,Thomas J.]
1914年1月オハイオ州デイトンに生まれる。1937年にブラウン大学を卒業し、父の経営するIBMに就職するも、第2次世界大戦が始まると、IBMを逃げるように空軍のパイロットに志願する。戦時中に仕えたブラドレー将軍での経験から、自信と決意を持ってIBMに戻る。1946年に副社長、1952年には社長に任命される。1956年にCEO兼会長に就任し71年まで在職。退任後も、軍縮諮問委員会や駐ソ大使などを務め、IBMの領域を超えて社会に貢献した。1993年、コネチカット州にて死去。享年79歳
ピーター,ピーター[ピーター,ピーター][Petre,Peter]
『フォーチュン』誌の編集委員。トーマス・ワトソン・ジュニアが自伝を執筆するために休暇を得て協力にあたる
高見浩[タカミヒロシ]
『透明人間の告白』(「本の雑誌が選ぶ30年間のベスト1」に選出)など訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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