内容説明
経営における不変の真理を鋭く指摘し、読む者に行動を促すロングセラー。
目次
第3部 マネジメントの組織構造(組織の構造を選ぶ;組織の構造をつくる;小企業、大企業、成長企業)
第4部 人と仕事のマネジメント(IBM物語;人を雇うということ;人事管理は破綻したか ほか)
第5部 経営管理者であることの意味(優れた経営管理者の要件;意思決定を行うこと;明日の経営管理者)
マネジメントの責任
著者等紹介
ドラッカー,P.F.[ドラッカー,P.F.][Drucker,Peter F.]
1909‐2005。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父
上田惇生[ウエダアツオ]
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』がある。ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜もち
56
ドラッカーいわく『経営管理者(課長とか部長)は部下とともに生き、部下の仕事を決め、部下を方向付けし、部下を訓練し、部下の成果を評価し、しばしば部下の将来を左右する。経営管理者であるといつことは、親であり教師であるということに近い。そのような場合、人間としての真摯さこそ、決定的に重要である』あーそっか。自分の成長についていろいろ悩んでたことあったけど、それ経営管理者の仕事じゃん。肩の力が抜けた。ただ、この通り部下をマネジメントしてくれる上司がいるかどうかが問題。2017/01/22
KAZOO
53
下巻では組織構造ということで組織論が、また人と仕事のマネジメントということでの人事管理論が述べられています。またその経営管理を行うことでの位置づけと今後の経営者はどうあるべきかということを示しています。マネジメントとはということで最期を締めています。若干古いのですが今も基本は変わりません。2015/04/10
miyatatsu
13
ドラッカー先生の考え方を凝縮されており、経営の神髄を学ぶことができます。本書を理解するのにはまだまだ時間が必要だと感じました。2018/10/07
タケヒロ
9
「組織は、企業官僚としてではなく、起業家として働く経営管理者の数を最大限多くするものでなければならない」「われわれは科学的管理法から分解することを学んだ以上は、統合することを学ぶ必要がある」「経営管理者は、部分の総計を超える総体、すなわち投入された資源の総計を超えるものを生み出さなければならない」「経営管理者は、指揮者であるとともに作曲家である」といった言葉が印象的だった。2016/11/20
放蕩長男
9
とりあえず、上巻と合わせて通読しました。 基本的に、企業とは人の集合体です。それゆえ、マネジメントが向き合うのは、いつだって人間です。特に下巻は、人事を始めとする「人間」の話に重きを置いている印象を受けました。 驚いたのは、先日受講した研修会の内容に類似した主張を、すでにドラッカーが本書で詳細に論じていることでした。この本が書かれた年代を考えると、恐ろしい先見の明です。経営に限らず、世の中には時代を経て変わっていく知恵と、何千年たっても変わらない知恵があります。後者こそが、古典と呼ばれるのでしょう。2016/10/08
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