内容説明
映画『ウォール街』の主人公のモデルとされたヘンリー・クラビスの人物像を浮き彫り。史上最大のLBO事件、RJRナビスコ買収を頂点とするKKRの取引の全容を追跡し、金融業におけるLBOの功罪を問いかける。LBOの覇者、ヘンリー・クラビスとジョージ・ロバーツの2人が駆使した現代錬金術のすべて。
目次
序章 クラビスとロバーツ
1 CEOの心をつかむ
2 負債の魅惑
3 利益の追求
4 銀行を説得する術
5 ドレクセルの世界
6 買収の吟遊詩人
7 栄光の中の亀裂
8 LBO帝国統治法
9 「負債の規律」理論
10 売却の技法
11 批判の嵐の中で
12 ジャンク・ボンドの破滅
13 そして生き延びた
14 負債の時代の終わり
付録 KKRのLBOの実績