内容説明
なぜ世界中でサッカーが愛されアメリカで野球が好まれるのか?似て非なる2つの人気スポーツ・ビジネス。その発展には世界の文化と経済状況が深く関わっていた。
目次
第1章 これだけ違う2つのスポーツ文化
第2章 スポーツがビジネスに発展するとき
第3章 サッカーが世界中に普及した理由
第4章 サッカー選手と野球選手、どちらが儲かるか
第5章 なぜ野球は儲かるのに、サッカーは儲からないのか
第6章 メディアがスポーツを変える
第7章 接戦の演出こそスポーツビジネスの要
第8章 サッカーは野球に学び野球はサッカーに学べ
著者等紹介
シマンスキー,ステファン[シマンスキー,ステファン][Szymanski,Stefan]
イギリス(ロンドン)のインペリアル・カレッジ経済学教授。専門はスポーツビジネス
ジンバリスト,アンドリュー[ジンバリスト,アンドリュー][Zimbalist,Andrew]
アメリカ(マサチューセッツ州)のスミス・カレッジ経済学教授。専門はスポーツビジネス。スポーツ業界で幅広くコンサルタントとして活躍するとともに、マスコミにも頻繁に登場している
田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。東京外国語大学英米語学科および東京都立大学経済学部卒業。旧・東京銀行で調査部、ロンドン支店、ニューヨーク支店などを経て、関東学園大学経済学部教授(国際金融論担当)、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
13
ほぼ同じ時代に普及された両スポーツだが、サッカーは社交的な故に世界中に広まり、野球は独占的に儲けようとした為に世界中に広まらなかった。そして、野球は儲けることに秀でていたが、サッカーは儲けるのも大変である。日本国はこの2つの本場のメリット・デメリットを止揚?(アウフヘーベン)できる土地かも知れない。兎角、両者ともにメリット・デメリットのある制度にある。文化は何事も普及させる為に活動すべきで、儲けだけ考えていたら崩壊するだけだと思っています。2018/07/18
pixy
1
本書では昇格、降格もリーグのエンターテイメント性を高めると書いてある。 降格制度が導入されたJ2はどうだろうか。話題になっているだろうか。集客の弱いJ2チームの客は増えているだろうか。 これらの制度を周知し、試合の価値をあげていく努力が必要だと感じた。ピンチはチャンスなのだ。2012/08/30
etoman
1
随分前に買った本を読み返したが、野球とサッカーというプロスポーツの構造上の違いがわかって面白かった。2008/11/14
Katsuaki Mori
0
20180916-201809252018/09/25