富める貧者の国―「豊かさ」とは何だろうか

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478200650
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日本を覆う閉塞感の正体とは? 世界有数の富裕国に住みながら、なぜ我々は豊かさを実感できないのか。「失われた10年」をめぐる知のトーク・セッション。

内容説明

日本を覆う閉塞感の正体は何か?なぜ、本当の豊かさが実現できないのか?「失われた10年」をめぐる“知”のトーク・セッション。

目次

’92→’93 ポストバブルという転換点―循環する思想、自壊する制度、変容する消費、回帰する歴史
’93→’94 迷走する日本資本主義―失業率上昇で問われる経済政策の座標軸
’94→’95 戦後五〇年目の政治と経済―新保守/リベラル/社民主義の謎
’95→’96 生命科学の世紀へ―新たなダイナミズムを求めて近代を問い直す
’96→’97 機能不全に陥った日本型システム―改めての近代化で模索する再生の道
’97→’98 日本型「鬱病」の処方箋―成長主義から成熟主義への脱皮
’98→’99 利己的遺伝子と市場万能主義―未来の不確実性こそが調和をもたらす
’99→2000 停滞と成熟―二一世紀へのヴィジョン 新たな自然観・宗教観が拓く新千年紀への展望
2000→2001 「田中康夫」革命の意義―未熟な民主主義・市民社会への挑戦

著者等紹介

佐和隆光[サワタカミツ]
1942年和歌山県生まれ。東京大学経済学部卒。スタンフォード大学研究員。イリノイ大学客員教授等を経て、現在、京都大学経済研究所教授、国立情報学研究所副所長。専攻は計量経済学、統計学、環境経済学。著書に『経済学とは何だろうか』『地球温暖化を防ぐ』『市場主義の終焉』(以上、岩波新書)、『「大国」日本の条件』(日本経済新聞社)、『尊厳なき大国』(講談社)、『平成不況の政治経済学』(中公新書)、『漂流する資本主義』『経済学の名言100』(以上、ダイヤモンド社)等がある

浅田彰[アサダアキラ]
1957年兵庫県生まれ。京都大学経済学部卒。同大学院修了。京都大学人文科学研究所助手を経て、現在、京都大学経済研究所助教授。専攻は経済学・社会思想史。著書に『構造と力』(勁草書房)、『逃走論』『ヘルメスの音楽』(以上、筑摩書房)、『映画の世紀末』(新潮社)、対談集に『「歴史の終わり」を超えて』(中公文庫)、『20世紀文化の臨界』(青土社)、『憂国呆談』(幻冬舎)、『新・憂国呆談 神戸から長野へ』(小学館)等がある
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感想・レビュー

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Z

6
90年から2000年まで一年ごとに、経済、政治の診断。地方分権なり、税の透明性、公平性なり、全然問題の構図変わらず今に至っていることに絶望。地方分権は担い手の賛否は問わないとして、ひとまず終息した観があり、税の透明性、公平性(個人企業や大企業などの課税漏れ、偏り)はタックスヘイブン問題期に、マイナンバーと合わせなんか対応あるかと思いきや、微妙なプログラミング教育のみ実施が決まり、後手のようなきもするが(総合の時間これに当てればよかったのに)ようやく時代に合わせた対応が始まる。政治の対立軸は曖昧なまま。あぁ2016/06/27

毛荒れスミス

0
会社で借りました2008/08/08

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