ブッシュへの宣戦布告―アメリカ単独覇権主義の危険な過ち

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478170557
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0030

内容説明

ヘッジファンドの帝王にして、史上最強の慈善家。個人として国家と互角にわたりあってきた男が、ついに立ち上がった―。超大国アメリカの本来の役割を示し、大統領選挙でのブッシュ拒絶を訴える超話題作。

目次

第1部 ブッシュ政権の過ち(過激な「ブッシュ・ドクトリン」;「テロとの戦争」という欺瞞;危機を招く「外交政策」;「イラク侵攻」という泥沼 ほか)
第2部 アメリカの果たすべき役割(世界秩序の改善に向けて;主権の原則と建設的介入;新たなビジョンに基づく「国際援助」;「天然資源」への秩序ある対応 ほか)
ソロスの概念的枠組み

著者等紹介

ソロス,ジョージ[ソロス,ジョージ][Soros,George]
1930年ブダペスト生まれ。第二次世界大戦中はナチスの迫害を受け、戦後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに学び、科学哲学者カール・ポパーの強い影響を受ける。56年にアメリカに移住し、証券会社勤務などを経て「クォンタム・ファンド」を設立。以後、驚異的な運用実績を続け「ヘッジファンドの帝王」「稀代の相場師」の異名をとる。他方、主宰するオープン・ソサエティ財団を通じて途上国に巨額の寄付を行なう慈善事業家としても有名。2004年秋のアメリカ大統領選挙では、ブッシュ政権打倒のため戦うことを宣言。民主党候補の支援に奔走するとともに、巨額の選挙資金を提供している

寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。三井物産入社。調査部等を経てブルッキングス研究所に出向。その後、米国三井物産ワシントン事務所長等を経て、現在、日本総合研究所理事長、三井物産戦略研究所所長、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授

藤井清美[フジイキヨミ]
京都大学文学部卒業。1988年より翻訳に従事
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感想・レビュー

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コホーー

1
ヘッジファンドの帝王ジョージソロスが経済・金融の分野だけでなく政治・安保の分野まで踏み込んだアメリカ論かつ世界論。ソロスは、新しいグローバル化(本書ではグローバル金融市場の発達、超国家企業の成長、その両者が各国経済に及ぼす支配力の増大の意味と定義。比較的新しい現象で、大きく前進したのは80年代初め。先の大戦後における経済は大部分が国レベルの活動だった)という局面に入った資本主義を制御する制度設計を志向。そのためにはアメリカが持つべき責任意識・役割を明確にすべきと主張。その他、内政介入、国際援助等にも言及。2017/08/10

shiaruvy

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