出版社内容情報
池井戸潤、2年ぶりの最新長編(全578ページ)。
「君、銀行辞めて、どうするの?」 入行3年目、エリート街道を歩んでいた雨宮秋都は、ある案件をきっかけに、理不尽な戦力外通告を受けてしまう。 退職を決意した秋都が見つけた、新たな希望とはーー?
内容説明
「君、銀行辞めて、どうするの?」入行3年目、エリート街道を歩んでいた雨宮秋都は、ある案件をきっかけに、理不尽な戦力外通告を受けてしまう。退職を決意した秋都が見つけた、新たな希望とは―?『週刊ダイヤモンド』の人気連載、ついに単行本化!
著者等紹介
池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で直木賞、23年『ハヤブサ消防団』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
671
久々の新作。被る設定は全然ないのに、どこか『アキラとあきら』を想起させるものがあった。安定の面白さと圧倒的なリーダビリティで、多くの読者の期待に問題なく応える内容だとは思う。しかし、ヒット作を連発している著者だからこその高いハードルで物をいわせてもらえば、ラストの逆転劇にヒネリがなく、ただ人情に訴えかけて解決しただけのストレートすぎる幕切れ。そしてそこで主人公秋都が存在感薄くなってしま点はやや物足りなかったところ。ほぼ確実にドラマ化されると思われるので、その時の配役などは楽しみにしたい。2026/06/05
starbro
342
池井戸 潤は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者2年ぶりの新作、「池井戸潤プロジェクト2026」第一弾、旬のM&Aがテーマの連作短編集でした。 面白くなくはないですが、主人公も含め全般的にキャラが弱い感じでした。 本書で、M&Aブティックと言う言葉を憶えました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000513.000045710.html2026/06/27
パトラッシュ
330
自分の頭脳や権力に絶対の自信を持つ個人や集団が、見下していた敵から予想外の反撃を受けて破滅する。池井戸作品の黄金パターンをM&Aの世界で展開する本作は、いわば銀行に見切りをつけて転職した半沢直樹が倍返しを食らわせるストーリーか。企業を金儲けの材料にしか見ない銀行やファンドに対し、社会的公器としての立ち位置や従業員の思いを重視するアドバイザーである「ブティック」がぶつかるドラマは、ヒールとベビーフェイスの区別が明確で勧善懲悪が過ぎる部分もあるがカタルシスに満ちており、安心して読めるエンタメとしては一級品だ。2026/07/11
R
234
M&Aをテーマにした経済小説。安心の悪い銀行と、信念を貫く青年の対決という軸で話は進むのだが、登場人物が経営者ばかりなので、そこにまつわる哲学が、良い悪いそれぞれあって面白かった。経営者の苦悩が中心であるが、そこに従業員や、仕事そのものへの想いやリスペクトがあるかといったところがキーになってて、安易な金儲けと異なる価値観を描くのがよい。わかりやすい展開で、長いけどさっと読める内容だったけども、会社を描きながら従業員側という視点が希薄だったのがちょっと残念だったような気もする。2026/07/07
まちゃ
219
企業買収とそれに関わる助言企業を題材にした経済小説であり、また若き金融マン・雨宮秋都のお仕事小説でもある。テンポよいストーリーで大変面白かったです。さすが池井戸さん。映像化されそうな作品です。2026/09/21
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