極限の漂流118日間

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極限の漂流118日間

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  • サイズ 46判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478123164
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0030

出版社内容情報

■「ページをめくる手が止まらない!」とUSAトゥデイ絶賛! ネロ・ブック・アワード「Nero Gold Prize 2024 Book of the Year」。ニューヨーク・タイムズ「2025年 TOP 10 BOOK OF THE YEAR」。米国版のタイトルは『A Marriage at Sea』でアマゾン「9400超レビュー★4.3」でジャンル1位独走中。
■アドレナリン全開の航海アドベンチャーと心を揺さぶるラブストーリーが融合! なぜ私たちは難しい人を愛するのか、そして想像を絶する118日間の漂流で、人はどう生きるかを問いかける。
■冒頭、太平洋ガラパゴス諸島沖でふたりを乗せた船は、巨大クジラと突如衝突。30代のモーリス(夫)とマラリン(妻)は海に投げ出される。この118日間のサバイバルの没入感がたまらない。
■本書は数々の受賞歴がある著者のデビュー作。訳者は『ファスト&フロー』など数々の名著を訳してきた村井章子氏。USAトゥデイが「小説のような最高のノンフィクション」、フィナンシャル・タイムズが「アドレナリンが出てくる」と評するように小説のように読める。とても53年前の実話とは思えない。数ある漂流記でも、無線機を持たない夫妻が太平洋に118日間投げ出された実話は珍しい。
また、本書には数々の海の野生動物(マッコウクジラ、アオウミガメ、サメ、シャチ等)が登場するが、なかでも死の危機に直面したマラリンが返り血をものともせず、ウミガメと死闘を繰り広げるシーンは壮絶だ。マラリンのどんなことがあろうと、前向きな精神は感動的。また、第3部以降は、人生とは、愛とは、強さとはを深く考えさせられる。読者は、漂流記の好きな人を軸にラブストーリー好きや野生動物好き、翻訳ノンフィクション好きを想定しながらも、このようなテーマを読んだことのない人にも読みたくなる装丁に仕上げる。


【目次】

【ジャバラ】世界一過酷な118日間全航路

★第1部──巨大クジラの衝撃
1 もう遅過ぎる/2 孤独な独身男/3 似ても似つかぬタイプ/4 マラリンがモーリスを選んだ理由/5 「イギリスを離れて二度と戻ってこない」/6 無線はいらない/7 全財産を売る/8 解き放たれる/9 大西洋横断/10 黄金の日々/11 ついに太平洋へ/12 船を捨てる

★第2部── 118日間のサバイバル
1 浮かぶテント/2 財産目録/3 あともうすこし/4 船だ!/5 ウミガメとの死闘/6 クジラとの邂逅/7 私はどんなふうに見える?/8 二隻目、三隻目、四隻目/9 濡れたマッチ/10 次の計画を立てる/11 災難続き/12 ラッキーセブン/13 元気出して/14 最悪の日/15 釣り商売の再開/16 死は確実に近づいて

★第3部──陸に上がる
1 船長の心配/2 熱々のミルク/3 電報の洪水/4 ホノルルでの記者会見/5 陸の上はめまぐるし過ぎる/6 一人砂の上に座って/7 イギリスへの帰還/8 本の出版/9 次の航海のために/10 オーラリン二世号の出航

★第4部──生きるとは漂流すること

★第5部──人生を閉じるとき
1 一七番テーブルの客/船上の暴君/3 最後の旅/4 鐘を鳴らす/5 二五通の手紙/6 まちがいなくすばらしくよい人生

★エピローグ──孤独でいることは幸せ 
★あとがき

内容説明

突如、太平洋で遭難した夫妻が極限状態で味わった生きるとは、愛とは、強さとは―モーリスとマラリンは似ても似つかぬタイプだ。「絶望。落胆。希望のかけらもない」そんな極限状況で夫は絶望し、妻は励ました。ただ現実は容赦がない。どう生きるか、どう愛するか、どんな人間になるかを試される。ニューヨーク・タイムズ「The 10 Best Books of 2025」選出!イギリスの文学賞「ネロ・ブック・アワード」金賞受賞!

目次

第1部 巨大クジラの衝撃(もう遅過ぎる;孤独な独身男 ほか)
第2部 118日間のサバイバル(浮かぶテント;財産目録 ほか)
第3部 陸に上がる(船長の心配;熱々のミルク ほか)
第4部 生きるとは漂流すること
第5部 人生を閉じるとき(一七番テーブルの客;船上の暴君 ほか)

著者等紹介

エルムハースト,ソフィー[エルムハースト,ソフィー] [Elmhirst,Sophie]
イギリス人ジャーナリスト・作家。『ガーディアン・ロング・リード』と『1843』の受賞ライターであり、『ジェントルウーマン』と『ハーパーズバザー』の寄稿編集者でもある。2020年にはブリティッシュ・プレス・アワードのフィーチャー・ライター・オブ・ザ・イヤーを受賞し、フォーリン・プレス・アワードも受賞。オーウェル賞のロングリスト入りも果たしている。2024年にはオーウェル賞ジャーナリスト部門のショートリストにノミネートされている。作家デビュー作である本書はイギリスの文学賞「ネロ・ブック・アワード」の金賞受賞(2024年)。また.ニューヨーク・タイムズ「The 10 Best Books of 2025」に選出されるなど世界中で話題作となっている

村井章子[ムライアキコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

39
確かに一気読み不可避のノンフィクション。たった二人だけの漂流で、数ある凄惨な海難事故などに比べればインパクトに欠けるものの、「夫婦」であることに焦点が当てられているためユニークでもある。巷間では結婚を”船出”と喩えることも多いが、これは文字通り妻と夫、二人の絆が試される極限の航海だったということだ。二人のことは全く知らなかったので、最後までどうなるのか分からず本が離せなかった。エピローグも非常に感動的。自分も結婚したばかりなので夫婦の在り方、パートナーシップについて勉強させてもらった。2026/08/08

なおぞう

3
海洋サバイバー度:★★★★本屋で見つけて図書館て借りて読んだ。この手の海での遭難話ってよくあるけど、やはり山の遭難よりも遥かに恐怖である。助けてと言っても誰も来ないし(でもなぜ無線を積んでなかったんだろう)、食べ物も水も限度があるから、生き残るのがた大変。それにしても5〜6隻も船が接近しても、しかも発煙筒を炊いたても見つからないもんだろうか。亀を生で喰うは衝撃だった。またこの話で良いところは助かって生き残ってもヒーローなんかじゃないということ。鯨さんが悪いのではなく、人が聖域に踏み込んだのが悪いのだから。2026/08/25

smatsu

2
1070年代頃家を売ってヨットを作りニュージーランド移住を目指した英国の夫婦。太平洋でヨットが沈没、救命筏で118日間漂流し救助される。本書は漂流という極限状況のもとで夫婦の心理がどういう経過をたどったか、助かった後の夫婦のその後まで追いかけて描いていて興味深い。極限状況では妻のマリリンの方が明らかに精神的にタフで夫は早々に心が折れてしまって彼女がいなかったら助からなかっただろうという点は興味深かった。そもそも夫婦になるということは、世間という荒海に放り出されて漂流しているようなものなのかもしれない…2026/08/02

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