地図で学ぶ「深読み」世界史

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  • サイズ A5判/ページ数 288p
  • 商品コード 9784478122945
  • Cコード C0022

出版社内容情報

地図で読み解く、とんでもなくディープで面白い世界史!経済ニュース・国際情勢が面白いほどよくわかる!

本企画は、『地図で学ぶ 世界史「再入門」』の姉妹企画です。前作は「地図を手がかりに、世界史の通史を学び直す」というコンセプトでしたが、本作は、「海峡、山脈、河川といった地形を切り口に、世界史の意外なつながりを鮮やかに読み解く1冊」です。

歴史を動かしてきたのは、王や英雄だけではありません。人とモノがどこを通り、どこでぶつかり、どこを奪い合ったのか――その舞台となった地形こそが、戦争、交易、宗教、植民地化、帝国の盛衰を左右してきました。

本書では、マラッカ海峡やホルムズ海峡のような現代にも直結する海の要衝から、北西航路、アルプス交通路、十字軍を支えた巡礼交易路、アフガニスタンを貫くシルクロード、ラオスの河川交通路、そしてコンゴの大河と資源までをたどりながら、学校では点で覚えがちな世界史を、ダイナミックな「移動の歴史」として描き出します。地図を通して歴史を見直すことで、国際情勢や経済ニュースの背景まで立体的に見えてくる、知的興奮に満ちた教養書です。

著者は、代々木ゼミナール、鉄人エイドなどで予備校講師を務める伊藤敏氏。板書での図解、なかでも正確無比な地図の描写と、「世界史の理解」を信条とした解説に定評があります。


【目次】

第1部 シーレーン――世界の命運を握る「3つのチョークポイント」
 第1章 マラッカ海峡――今なお色褪せぬ2000年におよぶ交通の要衝
 第2章 ホルムズ海峡――「オイルロード」の起点とイランの反米感情
 第3章 アフリカの角――海上交通の大動脈を巡る戦い

第2部 北西航路――世界地図を塗り替える北極海
 第1章 「大航海時代」と「科学の時代」――新航路の可能性
 第2章 「科学的」探検――19~20世紀の偉業と悲劇
 第3章 北極海航路――アメリカ、ロシア、中国の暗闘が始まる

第3部 アルプス交通路――近代欧米を読み解くためのスイス
 第1章 スイスの勃興――部族制の伝統としての「直接民主政」
 第2章 軍事強国と宗教改革――スイスから資本主義が生まれた瞬間
 第3章 スイス・プロテスタンティズムの遺産――アメリカ保守主義と福音派

第4部 巡礼交易路――十字軍とヨーロッパ拡大の原点
 第1章 巡礼――十字軍と中世経済を支えたネットワーク
 第2章 北方十字軍――「ヨーロッパ」の東方拡大
 第3章 東方植民の足跡ーーナチ党内閣が残した影

第5部 シルクロード――「帝国の墓場」アフガニスタンの宿命
 第1章 ヒンドゥークシュ山脈とシルクロード
 第2章 仏教からイスラーム教へ――諸勢力の進出
 第3章 帝国主義とアフガニスタン――イスラーム復興運動の合流

第6部 内陸交通路――もう1つの東南アジア史を読む
 第1章 土着国家としてのラオス――東南アジア国家の例外
 第2章 第二次世界大戦とベトナム戦争――山岳地帯がもたらした活路
 第3章 現代ラオスの可能性ーー中国の暗躍とパワーバランス

第7部 大河と資源――コンゴが変えた世界史
 第1章 前近代のコンゴーーヨーロッパの介入と奴隷貿易
 第2章 ヨーロッパ人の探検と植民地化
 第3章 コンゴの独立――世界史を変えた鉱産資源の存在