出版社内容情報
不自由な「修道院」の暮らしが教えてくれた、しんどい現実を前向きに考える方法
「上司ガチャ」「親ガチャ」の言葉が流行ったように、今の時代、生まれた家や環境、学歴、能力などで自分の限界を決めつけ、「どうすることもできない現状」に絶望している人は多い。そんな人たちに向けて、「不自由な環境から得られた学び」を伝えるのが、この本だ。著者が12歳から6年間くらしていた「修道院」は、持ち物、行動、会話、思想、進路、あらゆることが「不自由」な場所であった。
・自分のスペースは机1つとロッカー1つだけ
・外出できるのは月に1回のみ
・電話は許可制で、手紙はすべて検閲される
・プライベートは皆無で、お祈り・食事・勉強だけの日々
・食事は基本「沈黙」で、片付けは当然自分たち
・時間厳守で、移動はほぼ走り
・学校の部活は参加が許されていない
・TV、ラジオ、携帯、許可のない漫画や雑誌は禁止
・恋愛も禁止
・将来なれる職業は「看護師」「介護士」「教師」のみ
しかし、こういった不自由から、その後の人生で訪れた苦境を乗り越える力を身につけたと言う。本書では著者が修道院で学んだ(=不自由から学んだ)ことを、本人のエピソードや、聖書の教えなどを交えて伝えていく。自分の現状に不自由を感じている人は、きっと共感できて、現状を少しでもラクに感じることができる。
内容説明
鳥カゴのような修道院の生活で見つけたしんどい現実の悩みが消える向き合い方。
目次
はじめに 塀の中で見つけた「現実のとらえ方」
1章 本当の豊かさを手にするには―「不足」という不自由から学んだこと
2章 やりたいことをするために―「制限」という不自由から学んだこと
3章 喜びを感じて生きるには―「滅私」という不自由から学んだこと
4章 人間関係で悩まないために―「他者」という不自由から学んだこと
5章 苦しみを乗り越えるには―「運命」という不自由から学んだこと
おわりに 不自由は「幸せ」だったのかもしれない
著者等紹介
川原マリア[カワハラマリア]
図案家。和柄デザイナー。アートディレクター。長崎県出身。京都市在住。潜伏キリシタンの末裔として、6人きょうだいの貧しい家庭に生まれる。12歳で修道院に入り、6年間を過ごす間に父と兄が他界する。18歳で修道院を出てからはアルバイトや派遣社員を経て、23歳で京都の着物職人に弟子入り。15年間、着物の図案家として実績を積む。現在は伝統的な和の知識や現代的な感覚のもと、伝統産業や地域創生に関するアートディレクターとして、ブランドディレクション、コンサルティング、イベントプロデュース等を斬新な切り口で手がける。美術館や行政イベントでの講師等としても活躍し、ニューヨーク・タイムズなどでも取り上げられる等、メディア掲載多数。Forbes JAPAN SELF MADE WOMANに選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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