CFO思考―日本企業最大の「欠落」とその処方箋

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CFO思考―日本企業最大の「欠落」とその処方箋

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  • サイズ 46判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478118047
  • NDC分類 336.8
  • Cコード C0034

出版社内容情報

CFOが「金庫番」をしている企業に成長はない。4年連続「ベストCFO」を受賞した著者が、日本企業の長期に渡る業績低迷からの打開策を提言。社外からリスクマネーを引っ張り、社内には投資家の期待を伝える「顔役」こそがCFO本来の役割であり、日本再興の鍵である。これからの資本主義の教科書。

内容説明

本書では、従来の日本の経理・財務担当役員に多く見られる「CFOは企業価値保全を第一義にすべきだ」という考え方を「金庫番思考」、「CFOは冷徹な計算と非合理的なまでの熱意を併せ持ち、企業成長のエンジンとなるべきだ」という考え方を「CFO思考」と呼びます。「『CFO思考』こそが、企業のパーパス(存在意義・目的)を実現させる」。これが本書の結論です。

目次

第1章 CFOは誰と向き合い、何を動かす存在なのか(「君のオフィスの設定温度は何度だ?」;子孫のため、大学のため…多様性に富む海外の金主 ほか)
第2章 CFOはどのような仕事をしているのか(三菱UFJの利益の7割はM&Aから;米国経済を救った90億ドルのモルガン・スタンレー向け出資 ほか)
第3章 CFOが担う10の責任領域と役割(米国のCFOは「経営スリートップ」の一員;「海外投資家とのすれ違い」を防ぐには ほか)
第4章 「CFO思考」で日本経済に成長を(日本経済低迷―5つの事実;日銀が日本企業の最大株主という異常事態 ほか)
第5章 グローバルで活躍できるCFOへのキャリアステップ(CFOを目指すべき理由;生成AI「チャットGPT」と共存できるビジネスパーソンとは ほか)

著者等紹介

徳成旨亮[トクナリムネアキ]
ニコン取締役専務執行役員CFO。慶應義塾大学卒業。ペンシルベニア大学経営大学院(ウォートン・スクール)Advanced Management Program for Overseas Bankers修了。三菱UFJフィナンシャル・グループCFO(最高財務責任者)、米国ユニオンバンク取締役を経て現職。日本IR協議会元理事。米国『インスティテューショナル・インベスター』誌の投資家投票でベストCFO(日本の銀行部門)に2019年まで4年連続選出される。本業の傍ら執筆活動を行い、ペンネーム「北村慶」名義での著書は累計発行部数約17万部。朝日新聞コラム「経済気象台」および日本経済新聞コラム「十字路」への定期寄稿など、金融・経済リテラシーの啓発活動にも取り組んでいる。本書は本名での初の著作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンノレン

44
MUFGのCFOを経てNikonの同職に就く著者が、本邦において手堅い金庫番の域を出ない財務担当最高責任者の経営管理スパンをすべてのステークホルダーとの関与を前提として、IRや経営戦略やリスクマネジメントに主体的に関与できる存在までレベルアップを願い熱く語る、実に中身の濃い本。米国企業は過去の実績としての損益計算書のみならず将来のリターンのための諸投資を反映する貸借対照表の姿も重視。リターン追究とリスクテイクのダイナミズムなしの内部留保オンリーはあり得ない。日本企業の決断類型と海外の差も浮き彫りに。2024/05/26

速読おやじ

30
最近読んだビジネス書の中では珠玉の書。著者は私の最初に就職した銀行の先輩にあたる方だ。当時から優秀な方がいるとの評判だけ聞いていた。帯に推薦を書いていらっしゃる朝倉さんの投稿を見て遅ればせながら読み始めた。日本に欠けているものは経営者のアニマルスピリッツだと言う。頭をガツンと殴られた感じだ。実現したいことに対する非合理的なまでの期待と熱意!そしてCFOとは金庫番思考ではなく、アニマルスピリッツを持ち企業成長のエンジンとなるべきCFO思考を持つべしと。アクティビストの対話など著者の生の経験談も頗る刺激的!2023/09/20

奈良 楓

20
【とても良かった】● 著者はニコンCFO。 ● リスクを把握しているからこそCFOが中心となってリスクを取りましょうという本。 ● アニマルスピリットがキーワード。「実現したいことに対する非合理なまでの期待と熱意」のことで、漠然といわれるこの言葉の著者なりの解釈が腑に落ちた。 ● 三菱のモルガンスタンレー銀行の投資の話が面白い。● リスクをとることに対する熱が伝わる良書。2023/12/30

ほし

17
MUFGでCFOを務められ、現在はニコンのCFOである筆者により、CFOが担うべき領域や思考法が描かれる一冊。これからのCFOに求められることは、安全性のみを重視するブレーキ役に留まるのではなく、リスクキャパシティを見定めたうえで、その範囲内でのリスクについては引き受けることを促し、CEOのアニマルスピリッツを支えるビジネスパートナーであることだとします。またCFOの責任領域が拡大を続けているなか、所謂事務系のビジネスパーソンにはCFOになるつもりでキャリアパスを描いてほしいとしています。2023/06/26

16
かつて日経ビジネスで「おのれ!間接部門」という特集が組まれていた。詳細は覚えてないが、間接部門はルールで現場を縛り、事業推進に必要以上にブレーキをかける、といった内容だったように思う。CFOといえば間接部門の親玉であり、安全運転の権化のようなイメージを持っていた。が、本書はそれではいけないと警鐘を鳴らす。著者は豊富なCFO経験を通じて「日本企業に『欠落』している最大のものは(中略)経営者のアニマルスピリッツ」であり「CFOが(中略)成長のエンジンになること」こそ重要と解く。なるほどと頷くことが多かった。2023/11/19

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