出版社内容情報
「小心さ」「臆病さ」こそが、不確実な世界を生き抜く「武器」である――。ブリヂストンの元CEOが教える「経営哲学」の全て。
内容説明
14万人を率いたリーダーが「真に恐れたこと」は何だったのか?「おびえた動物」のように、感覚を研ぎすませ!楽観的な「臆病者」であれ、「利益」を絞り出してはいけない、「効率」最優先が危機を招く、「競争原理」が組織を壊す、など。残酷な世界を生き抜く18の経営哲学。
目次
第1章 経営とは「創造」である(決断 「臆病な目」で残酷な世界を凝視せよ。;経営指標 「数字」を追う者は「道」を間違える。;コストと投資 利益は「絞りだす」ものではなく、「創造」するものである。;イノベーション 「投資効率」を最優先にすると、企業の“突然死”を招く。)
第2章 人材こそ最大の「資産」である(人材管理 「社員のモチベーションを上げる」などと思い上がってはいけない。;昇進昇格 「曲がった木」を柱に使ってはならない。;戦闘力 優れた経営者は、「尖った人材」を束ねる。)
第3章 「権力」と「信頼」(権力 経営者を貶める“騙し絵”に用心せよ。;経営と現場 経営者は現場に対する「畏れ」をもて。;計画 「優れた計画」は組織を自由にする。;思考法 「未来」から「現在」に遡って考える。;戦略 決して「コンサルタント」に使われてはならない。)
第4章 楽観的な「臆病者」であれ(不祥事 「トラブルは順調に起きる」と考える。;トラブル対応 楽観的な「臆病者」が最強である。;組織メカニズム 転がり始めたボールは、「壁」にぶつかるまで止まらない。)
第5章 「平々凡々」こそ経営の極意(企業理念 組織の「常識」を磨き上げる。;平常心 「平々凡々」こそ経営の極意である。;使命 経営とは「調和」を実現することである。)
著者等紹介
荒川詔四[アラカワショウシ]
株式会社ブリヂストン元CEO。1944年山形県生まれ。東京外国語大学外国語学部インドシナ語学科卒業後、ブリヂストンタイヤ(のちにブリヂストン)入社。タイ、中近東、中国、ヨーロッパなどでキャリアを積むほか、アメリカの国民的企業だったファイアストン買収(当時、日本企業最大の海外企業買収)時には、社長参謀として実務を取り仕切るなど、海外事業に多大な貢献をする。タイ現地法人CEOとしては、同国内トップシェアを確立するとともに東南アジアにおける一大拠点に仕立て上げたほか、ヨーロッパ現地法人CEOとしては、就任時に非常に厳しい経営状況にあった欧州事業の立て直しを成功させる。2012年3月に会長就任。2013年3月に相談役に退いた。キリンホールディングス株式会社社外取締役、株式会社日本経済新聞社社外監査役などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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