出版社内容情報
前著『なぜ、おばちゃん社長は価値ゼロの会社を100億円で売却できたのか』の第3弾。取引先ゼロ、キャッシュフローもほぼ無し、金融機関からの融資拒否など、まさに四面楚歌の経営状態にあった鍛造工場を創業者の父から引き継ぎ、社長となった著者。手元資金、従業員、取引先、信用など経営改善に必要なパーツがないなか、工場におけるあらゆる危険や無駄をなくすことで、数年で世界品質の鍛造品を圧倒的なスピードで生産することを可能にし、利益を大幅に増加させた。本書は、著者が取り組んだ二つの現場改善のうちの一つである「無駄の根絶」について解説していく。機械の最新知識に疎いゆえに人力で無駄に時間を浪費する、もったいないからと効率無視で古い機械を稼働し続ける、デジタルの時代なのに手書きのデータ入力作業をやめないなど、あらゆる作業の無駄を効率的にする実例や、エピソード漫画なども織り交ぜつつ、なぜ作業効率改善が利益大幅増につながるのかが腹落ちでき、誰もが実践できるような一冊にしていく。
内容説明
小さな「連続改善」を実践するだけ!
目次
第1章 寝ても覚めても無休思考!(悩める地方の広大な敷地の活用法…;平のおばちゃん、無休思考を語る ほか)
第2章 動きのムダを徹底排除!(とっちらかった金型を徹底的に整理整頓;平のおばちゃん、動きのムダを語る ほか)
第3章 ボトルネックを速攻解消!(1億円かけた機械でも非効率なら捨てる!;平のおばちゃん、ボトルネックを語る ほか)
第4章 先手を打って準備完璧!(汚れっぱなしの機械が、大きな生産ロスを生む!;平のおばちゃん、準備を語る ほか)
第5章 最新機械を迷わず積極導入!(新しい機械が出れば、思い切ってすぐ交換!;平のおばちゃん、最新機械を語る ほか)
著者等紹介
平美都江[タイラミトエ]
平鍛造株式会社前代表取締役社長。株式会社インプルーブメンツ代表取締役社長。1956年東京都大田区生まれ。1977年日本女子大学理学科を、父・昭七の看病のため中退し、父が設立した平鍛造株式会社に入社。工場のオペレーターや営業職を経て、1986年、専務取締役就任。宅地建物取引士、CFP、一級ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を次々と取得。父の天才的な技術で製造される超大型鍛造リングにより、他の追随を許さない企業として急成長を遂げる。その後、リーマン・ショックによる景気悪化などにより受注量が激減。型破りな父による強引な客先交渉が裏目に出て、2009年に廃業する事態に。会社存続の危機に追い込まれる中、代表取締役社長に就任し、営業を再開。一度離れた顧客の信頼回復に努めつつ、数々の経営の合理化を進め、数年で業績を回復させる。2018年、大手上場会社へ株式を90%譲渡するが、2021年6月まで代表を務める。その後、株式会社インプルーブメンツを設立し、代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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