出版社内容情報
48の重要指標と31の厳選ケーススタディで語られる、会計をめぐる知的興奮の書。「売上高営業利益率50%」のキーエンスによる販管費を下げる2つの強みとは。みずから外資の子会社になってまで成長を追い求める日本ペイントの執念。「経営指標」には経営者の創意工夫と試行錯誤がつまっている!
内容説明
経営・財務・経理・IRに関わるすべての人が知るべき経営指標の勘所を人気ビジネススクール教授が徹底解説!数多くの経営指標の中から、自社はどれを選択し、具体的な目標数値をどう設定したうえで、企業活動に邁進していくことが求められているのだろうか。本書はこのテーマに対して正面から向き合い、読者の企業経営における示唆を与え、持続的な成長の一助になることを目指したものである。
目次
第1部 「資本コスト経営」時代の経営指標の選び方(ゴーイング・コンサーンに求められる企業価値の最大化;財務指標を打ち出す経営の高まりと4つの背景;資本コストを定義する―3つの資本コスト;企業価値を創造する、経営指標のペンタゴンモデル)
第2部 企業価値向上のための最重要指標10(ROE―株主のための投資収益性の指標;ROA―総資産に対する投資収益性の指標;ROIC―特定事業にフォーカスした投資収益性の指標;EVA―資本コストを組み込んだ企業価値算定の指標;売上高営業利益率―事業の競争優位性を実証する収益性の指標;EBITDAマージン―先行投資する設備やM&Aの影響を除いた、現有資産の収益性の指標;売上高成長率―既存事業にフォーカスした成長性の指標;EPS成長率―株主を向いた成長性の指標;フリー・キャッシュフロー―企業価値の最大化をもたらすキャッシュフロー指標;DEレシオ―財務健全性を評価する指標)
第3部 その他の経営指標と目標達成のための仕組みづくり(役員報酬制度で活用される経営指標;非財務指標・ESG指標の役割;企業価値向上のためのその他の経営指標;目標達成に向けての仕組み作り)
著者等紹介
大津広一[オオツコウイチ]
1989年、慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。米国ニューヨーク州ロチェスター大学経営学修士(MBA)。富士銀行(現みずほ銀行)、英国バークレイズ証券、ベンチャーキャピタルを経て、2004年にオオツ・インターナショナルを設立し、代表取締役に就任。米国公認会計士。会計・財務に関わるコンサルティングや、年間40社の企業を訪問し、アカウンティング(財務会計、管理会計)、コーポレート・ファイナンスを中心に、日本語、英語による実践的マネジメント教育に従事。ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学大学院客員教授。早稲田大学大学院経営管理研究科、慶應義塾大学理工学部でも非常勤教員として指導している。東京証券取引所上場企業複数社での社外役員を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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