日本の美意識で世界初に挑む

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日本の美意識で世界初に挑む

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478112373
  • NDC分類 586.421
  • Cコード C0034

出版社内容情報

★著者は、創業333年の「西陣織」の老舗12代目経営者。西陣織で海外マーケット、ラグジュアリーブランド市場をいち早く開拓した元ミュージシャンという異色の経歴。

★京都で1200年続く伝統産業に新風を吹き込む注目の若手経営者の初の著書。

★美や美意識が、なぜ今経営に必要なのか?



この30年間でマーケットが10分の1に縮小してしまった西陣織。そんな衰退業界にあって、現代人の生活スタイルにも溶け込む伝統文化の変革に成功した細尾氏。

きっかけは、細尾の帯を見た建築家ピーター・マリノ氏から店舗の壁紙制作の依頼があったこと。伝統的に西陣織の布幅は32センチだが依頼されたのはもっと幅広の布。そこで職人たちと1年をかけて織機を開発し、150センチ幅の布を作ることに成功。その布が世界100都市でディオールをはじめ、シャネル、エルメス、カルティエなどの店舗で使われている。

また、デビッド・リンチをはじめ多くの一流アーティストたちとのコラボやMITメディアラボ・ディレクターズフェロー、東大大学院との共同研究など伝統産業の枠をはみ出して活動の幅を広げている。ハーバードのケーススタディーとしても取り上げられるなど世界から注目されている若手経営者の仕事論・経営論。

新しい価値観が求められる時代に、本来、一人ひとりが持っている「美しいものをつくり出したい」という欲求や欲望、そこに回帰することが創造や革新の原動力になるというのが根底に流れるメッセージ。

内容説明

ディオール、シャネル、エルメス、カルティエ、ザ・リッツ・カールトン、フォーシーズンズ、レクサス…世界の一流ブランドを魅了する経営の真髄とは?衰退する伝統産業に革命を起こす異色経営者、初の著書!

目次

第1章 なぜ今、工芸に注目が集まるのか(創造性の原点は“織物”にあり;何度も危機を乗り越えてきた西陣織 ほか)
第2章 固定観念を打破せよ(固定観念の打破が革新のカギとなる;ブランドの立ち上げと解散 ほか)
第3章 妄想がイノベーションを生む(未来の風呂敷 妄想を現実へとたぐり寄せる;言葉にすれば、波紋は必ず広がっていく ほか)
第4章 美意識は育つ(美意識を磨き合う、西陣の仕組み;こだわりゆえに、レコードがお蔵入りに ほか)
第5章 工芸が時代をつなぐ(創造の根幹は工芸にある;GO ON「伝統工芸」の枠を打ち壊す ほか)

著者等紹介

細尾真孝[ホソオマサタカ]
株式会社細尾代表取締役社長。MITメディアラボディレクターズフェロー。一般社団法人GO ON代表理事。株式会社ポーラ・オルビスホールディングス外部技術顧問。1978年生まれ。1688年から続く西陣織老舗、細尾12代目。大学卒業後、音楽活動を経て、大手ジュエリーメーカーに入社。退社後、フィレンツェに留学。2008年に細尾入社。西陣織の技術を活用した革新的なテキスタイルを海外に向けて展開。アーティストとのコラボレーションも積極的に行う。2012年より京都の伝統工芸を担う同世代の後継者によるプロジェクト「GO ON」を結成。国内外で伝統工芸を広める活動を行う。Milano Design Award 2017ベストストーリーテリング賞(イタリア)、iF Design Award 2021(ドイツ)、Red Dot Design Award 2021(ドイツ)受賞。『日本の美意識で世界初に挑む』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アキ

98
京都HOSOO FLAGSHIP STOREにて西陣織の革新的なテキスタイルを見ることができる。ディオール、シャネル、エルメス、リッツ・カールトン、レクサスと革新的な製品は、伝統的な生地幅32cmから世界基準の標準幅150cm幅の織機の開発に挑むことから始まった。創造と革新を発揮するのに、1固定観念の打破、2妄想によるイノベーション、3美意識の育成の3つを挙げ、西陣織・細尾12代目の著者が熱く語る。手仕事による工芸を創造性を発揮する仕事へ、世界基準の考え方を知る。https://hosoo.co.jp/ 2022/02/10

ちぃ。

9
似たものから発想する。自分の軸をもつ。クラックは失敗作じゃない。2022/07/16

izw

6
西陣織の技術をベースに画期的な素材を世界に提供している株式会社細尾の社長が自分の経験からイノベーションを生み出す本質に迫る。固定観念を捨て、大きな風呂敷を広げた妄想からイノベーションが生まれる。精力的な活動から日本発のイノベーションが世界に広まるのは頼もしい。この流れが若い人たちの刺激となり、広まることを期待してやまない。2022/07/23

kumoi

5
西陣織を生業とする著者の美意識を知りたくて、本書を購入したが、文章の大半は会社のプロジェクトを説明しているだけであった。ネットで調べれば、簡単に知ることができる知識ばかりで、わざわざ書籍にする必要はあるのかとすら感じる。書籍にするのなら、日本の美学を西洋文化と比較したうえで、どうすれば工芸をビジネスとして成立させられるか、に焦点を当てた方が良かった。この本を読むくらいなら、帯を書いている山口周の「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか」を読んで、美意識とビジネスの関係を学んだ方がためになる。2022/03/13

Masayuki Shimura

1
【「やらなくて良いことを、やりたいからやる」という遊びの部分が、常に職人たちの美意識を向上させてきたのです】(文中より引用)・・・・・「日本の伝統工芸を世界に」といった掛け声はよく聞かれますが、一つのモデルケースとして「HOSOO」の西陣織は非常に参考になるかと思います。ただその成功も、技術的・経営的なところだけではなく、しっかりとした哲学やビジョンに基づいてのものであることがよくわかりました。2022/04/21

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