世界96カ国で学んだ元外交官が教えるビジネスエリートの必須教養「世界の民族」超入門

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世界96カ国で学んだ元外交官が教えるビジネスエリートの必須教養「世界の民族」超入門

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478112045
  • NDC分類 382
  • Cコード C0030

出版社内容情報

多様性の時代に必須教養となった「世界の民族」。世界96カ国で学んだ元外交官が多くの取材や実体験からわかりやすく解説。

内容説明

差別・戦争・政治経済・芸術文化…出来事の根本にある人種・民族がわかれば「世界の文脈」が理解できる。

目次

1 教養としての民族―グローバルエリートの頭のなかには「民族の世界地図」がしっかり入っている
2 混沌としたアジア―これからますます「中国の影響力」が大きくなるエリア
3 抗争と統合のヨーロッパ―なぜ、「民族の壁」を越えてEUは誕生できたのか?
4 分断の悲劇で苦しむ中東・アフリカ―「宗教」と「民族」が混ざりあうややこしい地域
5 「新大陸」は人種のるつぼ―「先住民」と「移民」の融和と対立
6 今後の世界と日本を考える―差別のない未来はやってくるのか?

著者等紹介

山中俊之[ヤマナカトシユキ]
著述家。芸術文化観光専門職大学教授。神戸情報大学院大学教授。株式会社グローバルダイナミクス取締役。1968年兵庫県西宮市生まれ。東京大学法学部卒業後、1990年外務省入省。エジプト、イギリス、サウジアラビアへ赴任。対中東外交、地球環境問題などを担当する。エジプトでは、カイロのイスラム教徒の家庭に2年間下宿し、現地の生活を実際に体験。首相通訳(アラビア語)や国連総会を経験。外務省を退職し、2000年、株式会社日本総合研究所入社。2009年、稲盛和夫氏よりイナモリフェローに選出され、アメリカ・CSIS(戦略国際問題研究所)にてグローバルリーダーシップの研鑽を積む。2010年、グローバルダイナミクスを設立。研修やコンサルティングを通じて、激変する国際情勢を読み解きながらリーダーシップを発揮できる経営者・リーダーの育成に従事。2011年、大阪市特別顧問に就任し、橋下徹市長の改革を支援。カードゲーム「2030SDGs」の公認ファシリテーターとしてSDGsの普及にも務める。2022年現在、世界96カ国を訪問し、先端企業から貧民街、農村、博物館・美術館を徹底視察。コウノトリで有名な兵庫県豊岡市にある芸術文化観光専門職大学の教員としてグローバル教育に加え自然や芸術を生かした地域創生にも注力。ケンブリッジ大学大学院修士(開発学)。高野山大学大学院修士(仏教思想・比較宗教学)。ビジネス・ブレークスルー大学大学院MBA、大阪大学大学院国際公共政策博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みき

38
世界の民族をカタログ的に纏めた本。ステレオタイプな民族像を描いて下さっているので非常に分かりやすい。自分のような他の民族に縁のない人にとって、入門書としては有用だと思う。しかしながら本著に記載してある例はあくまでも典型例として見た方が良さげな部分もある。個人的にはBLACKという表現はあまり問題にならないということは勉強になった。2022/05/24

よっち

36
世界で起こる様々な事象の根本には人種や民族の問題がある。世界96カ国で学んだ元外交官が多くの取材や実体験からまとめた世界各地の民族入門書。人種差別、格差問題、ナショナリズムの台頭、難民問題、経済摩擦、紛争など、グローバル化が進み、多様性の時代となるなかで重要な要素となる民族の知識。そもそも人種・民族・国籍・国民の違いとは何か、各地域ごとに宗教や歴史などを絡めながら分かりやすくポイントを押さえた解説がされていて、似たような経緯をたどった国でもその背景が違っていたりすることがあって、いろいろ勉強になりました。2022/03/15

k sato

24
言語、文化、宗教を等しくする人々を民族と定義するならば、人種、移民、難民も忘れてはならない。それらには争いがつきもので、領土、経済格差、差別、宗教問題とは切り離せない。では、日本は、どのように考えるべきか。日本にはアイヌや琉球など、先住民族の歴史がある。先住者にとって、大和民族は移民なんじゃないだろうか。以前より、国会議員が「単一民族」と発言するたび、世論は賛否両論。この傾向は、日本だけではない。欧米でさえ、民族、人種、移民問題が次々に噴出している。他国だけなく、自国の民族性にも無知であってはならない。2022/12/08

ごく

20
仰々しいタイトルですがエリートならこれ以上の知識をお持ちなのでは⁉︎この頁・文字数で五大陸をサラッと網羅。世界史入門として中学生にお薦めしたい。個人的にはアフリカの現状が興味深かった。ウクライナ侵略前、露研究家が“プーチンはソ連崩壊が欧米に敗北した結果のように扱われることに憤っているのでは?“と語っていた。本書でも西欧の価値観が正当であり、それが基盤の歴史が随所に窺える。結局、経済力のある国の体制が正当だと屈した民族は思わされていたかも。とすると、今、経済成長著しい国々の動向がとても気になる∑(゚Д゚) 2022/05/12

てつJapan

18
【良かった】民族と人種、国民を整理できていなかったことが、本の冒頭の指摘で分かりました。特に印象に残ったのがアフリカと中南米の章で、実際に世界を仕事で回った著者なので書けたのだと思います。差別や偏見をなくそうという著者の熱い気持ちが伝わります。2023/03/21

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