出版社内容情報
「AI実装の現場」を熟知する2人が、戦略的導入のフレームワークを解説! DXの時代に勝ち続ける「何度でも稼ぐ仕組み」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶう
16
AI はすでにコモディティ化してきており、ただ使うだけでは競争力を維持する事はできない時代となってきた。恒久的にシステムが回り、予測精度が自動的に上がる仕組みを構築できるかが勝負の分かれ目となってきた。ループ構造を構築するのは最低限必須。事実、システム化されていないAI は使ってもらえないのは経験則より明らか。そこから更に2つ目、3つ目の価値あるループを仕込めるかが重要となってくる。AI に100%を求める人たちとも戦う必要あり。根気強くヒューマンインザループの考え方を浸透させ、広げていけるかが重要。2021/06/16
ざっく
12
AIとビジネスのこれからについて書かれた本。あまり読んだことがないジャンルだったので新鮮。AIを導入する際に、ワンミスも許さない風潮があるが、それでは世界から取り残されていくばかりなのだろう。AIの精度は100%ではないが、高まっていくという前提を持つことが必要。また、自分たちが決めた軸で一位になることを目指す考え方も面白い。組織だけではなく、個人的にもどこ軸で勝負するかがはっきりしていると、生きやすいのかもしれない。何はともあれ、AIの進化に対して、不安よりもワクワクするように考えたい。2021/11/26
T66
7
chatGPTを英語学習に使ってみたら想像以上におもしろくて、一気にAIが自分ごとになり、興味を持って読んでみた。1番の感想は、一直線じゃなくて「回す」のが鍵なんだ、ということ。全然別ジャンルの「サーキュラエコノミー」を思い出し、そこが面白かった。AIを使って効率化し、人間は人間じゃないとできないことをする、は盛大に賛成。そして、効率化がゴールじゃなく、人にとっての価値を高めていくのをぐるぐる回す。が、自分の仕事でどう考えたらよいのやら、で止まってしまった。私の、私の部署の、そして私の会社の提供価値とは。2023/03/26
Thinking_sketch_book
7
★★☆☆☆ 書かれていることはとても良く至極当然なので目標とするにはとても良い。しかし、現実はそうもいかないのでその苦労と対応をシェアできている本の方が今は面白く感じてしまう。
Shohei Ito
6
AIを活用したビジネス戦略について書かれた一冊。 利益を生むループをどう設計するかということを中心に書かれていますが、その中の「エキスパート・イン・ザ・ループ」と採用の関係性が印象に残っています。専門家がやらなくていい雑務をAIに担わせ、専門家を専門領域に特化させるという仕組みは、彼らに「自分の能力を活かせるいい職場」という認識を与えます。それがまわりまわって、「あの職場で自分も働きたい」と思わせるというのが新しい視点でした。作業の効率化だけにとどまらないAIの魅力にワクワクする内容でした。2023/05/01