もしすべてのことに意味があるなら―がんがわたしに教えてくれたこと

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もしすべてのことに意味があるなら―がんがわたしに教えてくれたこと

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478107126
  • NDC分類 916
  • Cコード C0012

出版社内容情報

あの時は 泣いてばかりいた。でも だからこそ 今笑顔でいられる。

内容説明

「あの日、ただ泣くことしかできなかった」。24歳で乳がん発覚。日本テレビで報道記者・キャスターをしながら、がん患者と支える人たちのための施設「マギーズ東京」を設立。がんになって10年の時を経て考える、生き方、仕事、恋愛、結婚、社会、夢について。

目次

パパ、ママへ
小さな違和感も残さないほうがいい
人生には、ときに避けられない「4つの坂」がある
死を想うと、自分にとって大切なことがわかる
「あのとき、もし」と思っても、時間は巻き戻せない
闘いは、相手を知ることから始める
大切な選択に遠慮はいらない
「標準治療」とは、「普通」ではなく「最善」の治療のこと
医療の「情報」と「選択」は、命に影響する
決断するときには「納得感」を優先する〔ほか〕

著者等紹介

鈴木美穂[スズキミホ]
認定NPO法人マギーズ東京共同代表理事。元日本テレビ記者・キャスター。1983年、東京都生まれ。2006年慶応義塾大学法学部卒業後、2018年まで日本テレビに在籍。報道局社会部や政治部の記者、「スッキリ」「情報ライブミヤネ屋」ニュースコーナーのデスク兼キャスターなどを歴任。2008年、乳がんが発覚し、8か月間休職して手術、抗がん剤治療、放射線治療など、標準治療のフルコースを経験。復職後の2009年、若年性がん患者団体「STAND UP!!」を発足。2016年には、東京・豊洲にがん患者や家族が無料で訪れ相談できる「マギーズ東京」をオープンし、2019年1月までに約1万4000人の患者や家族が訪問。自身のがん経験をもとに制作したドキュメンタリー番組「Cancer gift がんって、不幸ですか?」で「2017年度日本医学ジャーナリスト協会賞映像部門優秀賞」を、「マギーズ東京」で「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017チーム賞」を受賞。2016年以降、厚生労働省「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」「がんとの共生のあり方に関する検討会」「今後のがん研究のあり方に関する有識者会議」、PMDA運営評議会、都庁「AYA世代がんワーキンググループ」などで複数の行政委員を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

158
日本テレビ記者だった著者が、乳がんを罹患した24歳からの経験を記す随筆。発行19年、彼女はがん患者支援団体共同理事。自身のがん治療の苦労や周囲の協力を紹介し、その中でがん患者支援の重要性を感じ、それに従事していく過程を綴る。大手メディア記者である立場から一般より有利な人脈もあるが、彼女の行動力は素晴らしい。一方、彼女が伝えているいくつかに疑問も感じた。私利私欲ではない活動と記していたが、団体が支援したい利他的な具体的描写がない。対して、彼女の自己が満たされることは過ぎるぐらい伝わる。今後活躍を期待したい。2020/03/28

みえ

47
24才で乳がんになった日本テレビの記者だった鈴木さんが、がん患者や家族が相談などをできるマギーズ東京を造った。普通の闘病記の本ではなく、自分になにがてきるか追求して生きてる姿に、この方が癌になったことはまさにすべてのことに意味があるという感じがした。2019/07/05

rokoroko

14
右胸の違和感の不安のため読む・・凄い人だ。乳がんは身近だけど検査もなかなか行きにくい。(首都圏だけどまんもがある病院が遠い)幾つまで検査するのかなぁ2023/06/30

みかん

6
若年性乳がんから、闘病より何を学び得たかということを教えてくれる。 記者目線なのもいい。表紙の笑顔のようにとても前向きで勇気を与えてくれると思う。2019/07/04

れん

5
マギーズ東京に寄付のため購入。病で得ることもあると、慎重に言葉を選んで伝える鈴木さん。抗がん剤、本当に辛いよね。彼女が繰り返し読んだ詩は、私の御守りになりました。2022/01/07

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