出版社内容情報
新潟に馴染んでほしい、新潟らしいもてなしをしたい。これが新潟人の心性であり、その集大成が古町芸妓の品格高い存在感と宴席のありようだ。全国の人が、世界の人が「ぜひ行ってみたい」「また行きたい」という気持ちになる…その原点がここにある。とかく露骨でギスギスした時代だからこそ、美しく懐かしい心に触れたい。
小林 信也[コバヤシ ノブヤ]
著・文・その他
内容説明
江戸時代から明治期にかけて賑わった日本海航路の主役、北前船。その最大の寄港地として発展した新潟の湊。そこでの商いで潤う豪商や名にし負う米どころの豪農たちの繁栄が、華やかな花柳界と芸妓文化をこの地に育んだ。柳都と称される港町の粋、古町芸妓が脈々と継承してきた和の文化の真髄を物語でつづる。
目次
プロローグ 写真で伝える“古町芸妓ものがたり”
序章 古町花街との出会い
第1章 古町芸妓、消滅の危機
第2章 芸妓の会社“柳都振興”の誕生
第3章 花街の中核を担う市山流
第4章 歴代名妓たちの人生
第5章 いまを生きる、古町芸妓たちの素顔
第6章 歴史をつなぐ担い手たち
第7章 名作とともにある気概
著者等紹介
小林信也[コバヤシノブヤ]
作家・スポーツライター。1956(昭和31)年、新潟県長岡市生まれ。新潟県立長岡高校、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。雑誌ポパイ、ナンバーなどのスタッフライターを経て独立。人物評伝、ニュースコラム、エッセイ、小説、マンガ原作など、多彩な文筆活動を重ねている。テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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