出版社内容情報
荻上チキ[オギウエチキ]
著・文・その他
内容説明
どこをみても「問題だらけ」のいまの日本と、このままだと確実に待ち受けている「絶望的な未来」への対応策が一冊でわかる!
目次
1 政治―「未成熟」な日本の政治をアップデートするためには
2 経済・福祉―低成長の時代を越えて社会を変えるには
3 外交―世界のなかの「日本」の役割を更新する
4 メディア―現代のメディアは民主主義をいかに変えたか
5 治安―この社会をもっと「安全」にするためには
6 教育―教育の「自由」をつくるには
著者等紹介
荻上チキ[オギウエチキ]
1981年、兵庫県生まれ。評論家、ニュースサイト「シノドス」元編集長。また、ラジオ番組『荻上チキ・Session‐22』(TBSラジオ)メインパーソナリティを務め、同番組にて2015年度、2016年度とギャラクシー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のの
13
問題を分析して議論して提案をすることの大切さ。2018/09/14
ochatomo
10
20代へむけて政治・経済福祉・外交・メディア・治安・教育の6分野をコンパクトに解説 読みやすい 野党は反対することが本分で代案を出さなくていい、金融政策で円高になったダメージ、差別対策基本法の制定やベーシックキャピタルが望まれる、軍法がない自衛隊はPKOに参加できない、犯罪の実務統計だけでなく調査統計の必要 2018刊 2021/07/06
華形 満
8
昭和の時代であれば、右派・左派の対立軸でお互いを否定し合っていれば済んでいたのかもしれないが、これだけ情報ツールに溢れた現代に於いては、良い悪いを争うのではなく、より未来志向でお互いの”いいとこ取り”が最善策ではないか?本書6つのカテゴリーの内、後半の治安・教育についての著者の意見は左・右関係なく傾聴に十分値する。著者の世代が立ち上がらなければ誰がこれからの日本を繁栄させて行くの?来年は平成から次の年号に替わるのですよ・・・2018/09/21
ぴすけ
7
政治から教育まで、日本社会における構造上の問題点を分かりやすく整理。政権批判というのでもなく淡々と現状分析と解決案が提示されており、氏のラジオ番組でもお馴染みの「知って、変える」スタンスがここでも顕著に表れている。SNS、特にTwitterなどでは同じ問題に対しても論点が散らかり結果的に関心を持つ人々の間で分断が起きる現象をよく目にしてきたので、「問題を一括りにせず因数分解する」という表現には深く頷いた。2020/05/19
anken99
7
政治や経済、教育など、「日本の大問題」をチキ氏がわかりやすく解説。偏った意見でもなく、平易な語り口もあって、難しい内容もすんなり頭に入ってきた。頭のよい方だと思われる。2020/02/20