出版社内容情報
「南部どり」や「サラダチキン」で人気のアマタケ。あの美味しさの向こうには、被災地で織りなされた喪失と再生の物語がある。「もうちょっと、ひと手間かけようよ」─そんな社長の想いが、「ひと手間カンパニー。アマタケ」を育てた。
内容説明
「南部どり」や「サラダチキン」で人気のアマタケ。みんなが知っている、あの美味しさの向こうには、被災地で織りなされた喪失と再生の物語があった!
目次
第1部 アマタケの誕生とこだわりの南部どり(生産から販売までの一貫体制;国内初の銘柄鶏「南部どり」の誕生)
第2部 襲い来る津波と風評被害の中で(東日本大震災により岩手本社ならびに全工場が被災;サラダチキンはアマタケから生まれた)
第3部 震災からの復活。そして未来へ(「ひと手間」が意味するもの;サラダチキンも一歩未来へ;生産拡大はめざさない。アマタケが見据える未来とは)
著者等紹介
甘竹秀企[アマタケヒデキ]
1966年岩手県大船渡市生まれ。1989年慶應義塾大学法学部卒業後、自動車メーカーを経て1991年USアマタケ入社、副社長に就任。その後1998年株式会社アマタケ取締役、2001年専務取締役、2004年代表取締役社長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミライ
34
ほぼ毎日食べているアマタケのサラダチキン、amazonのおすすめにこの本が出てきたこともありさっそく購入、著者は(2020年2月)現在のアマタケの社長の甘竹秀企さん。アマタケは南部どりとサラダチキンで有名な岩手県の会社(東京にも本社あり)で、サラダチキンの元祖でもある。本書はアマタケの誕生~震災で半年間操業停止になってからの復活、なぜ無薬の鶏を提供し続けるのかまでありとあらゆることが語られる。創業以来生産~販売まで一貫して自社で行っている体制は今流行りのD2Cの先駆けだったりと本書から学べることは多い。2020/02/13
ばんだねいっぺい
29
もっと読まれてほしい。岩手県が誇る鶏肉メーカー「アマタケ」の本。震災の時の並々ならぬ苦労に、生産年齢が減していく中での今後の企業のあり方のはなし。風評被害の恐ろしさを目の当たりにしたが、人心はこんなものかと我が身を照らし合わせ、不本意ながらも納得した。時間との勝負。 2018/11/24
しん
0
岩手県にこんなに大きな会社があるんだって思った。2018/04/15