内容説明
ワンカップ大関誕生から50年。最高のイノベーションは、最新のマーケティングを生み、やがて文化となった。
目次
序章 優れたイノベーションは新たなマーケティング戦略を生み、やがてそれは文化となる
第1章 進化を続ける日本酒の最先端へ―勇気あるイノベーションの幕開け~挑戦という名の商品開発
第2章 「ワンコップ」やない、「ワンカップ」や!―魁のマーケティングが創った新市場
第3章 「何や、この在庫の山は!」―楽しみ方を売る。日本酒の新たな世界を開拓
第4章 「立ち止まったらあかん!」―大ヒット商品を背負った次世代の苦闘
第5章 受け継がれる、不断のイノベーション―ワンカップ五〇周年から、新たな提案へ
終章 ワンカップ大関は、なぜ、トップを走り続けることができるのか?―著名人に聞く『ワンカップ大関』の功績
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
1
ワンカップ大関の社史と言った内容だが、やはり勃興期は読んでて勢いがあって面白い。そして近年になるにしたがって「これ50周年っちゅうことでお金貰って書いたんじゃ」と思う位内容がスカスカに、、、、。非常に残念な出来。特に大関の最大の問題点、飲みすぎたら体からホームレス臭がするっという致命的な問題に1ピコグラムも触れてないのが大分アレ。 今だとウメーッシュのチョーヤとかルポッたら面白そうである。 2015/02/04
ソノダケン
1
私小説作家の西村賢太のインタヴューがおもしろい。下戸である父親の血統を否定したくて大酒飲みになったが、いつのまにか尊敬する私小説作家の葛西善蔵や田中英光の伝統につらなっている自分に気づいた。飲酒そのものが藝術の一部分、いや核心なのだ。そんな彼の手元にはいつもワンカップ大関があった。ボクも飲んでみたくなった。2014/11/18
なん
0
肝心の味についてはあまり言及されておらず、ほぼパッケージ、ブランドデザイン構築とイノベーションとマーケティング・プロモーションからなる企業主体のビジネス書籍でした。いち日本酒ファンとしては、ワンカップ大吟醸はありゃ大吟醸じゃないと思う。50周年記念「ワンカップ・オー」はちょっと飲んでみたいと思った。2025/01/16