内容説明
日本のデジタル革命はガレージから始まった。価格.com、食べログ、ツイッター。誰もが一度は使ったことのあるサービスを支えてきた会社。それがデジタルガレージだ。創業以来20年、常に時代の一歩先を見据えながらこうした会社を率いてきた二人の共同創業者が描く、近未来のインターネットビジネスの姿とは?
目次
第1章 インターネットの歴史と共に(創業の地;出会い ほか)
第2章 異分野の融合から次のイノベーションが起こる(インターネット以前、インターネット以後;イノベーションコストの低下がルールを変えた ほか)
第3章 伊藤穰一とキーパーソンとの対話(僕がMITメディアラボ所長になった理由(伊藤穰一/リード・ホフマン(投資家/リンクトイン共同創業者))
ポストインターネットのカギは身体の探求(伊藤穰一/武邑光裕(札幌市立大学デザイン学部教授)/水口哲也(クリエイター)))
第4章 インターネットビジネスの近未来(ビッグデータとオープンデータを次世代マーケティングに活用(林郁/岩井直彦/スティーブン・ライフ)
アジアのカオスから新たなビジネスが生まれる(林郁/佐藤輝英(ネットプライスドットコム代表取締役社長)/沖田貴史) ほか)
第5章 デジタルガレージへの期待(これまでのようにより良い世界を実現するため、突っ走ってほしい(音楽家 坂本龍一氏)
デジタルガレージから学んだこと(ツイッター社共同創業者 ビズ・ストーン氏) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るい
8
ITの世界は、まさにファーストペンギンの役割を果たした企業が、今日も最先端を走り続けている印象がある。この本にもまた、その軌跡が描かれている。2017/10/12
Shihomin
4
デジタルガレージの創業20周年にあたり2014年に書かれた本。インターネットの黎明期にデジタルビジネスの未来を正確に見抜き、実現し続けて来た事に驚く。そして10年前に彼らが話していた未来にまだ世の中が追いついていない事がたくさんあるのにも驚く。 創業時に30年経っても陳腐化しないものにしようと決めた「コンテクストカンパニー」という会社のコンセプトと「ファーストペンギン・スピリット」を重んじる文化は全く色褪せておらず、むしろようやく世の中に理解され輝いてきている様に思う。2023/02/18
chibitan
1
事業アイデアは世界中を見れば同時に何人もの人が同じ事を手がけているし、テクノロジーはいずれコモディティになるのを見ているので、結局のところビジネスは人・お金の縁とタイミングで決まる。デジタルガレージは、まさにこの部分で本当に運が良かったのだと思う。2016/01/08
だい
0
決済事業、マーケティング事業、投資事業の三本柱。ビッグデータを活用したマーケティングやオンライン決済は時代に即した事業でまだまだ伸び代あり。関連会社にカカクコムを持ち、ツイッターにも出資するなど投資にも積極的。第二のグーグル、フェイスブックとなる日も近いと言われ、非常に面白い会社2016/03/20
rooon.i
0
デジタルガレージの事業の話より、インタビュー形式で伊藤穰一氏が語る技術の未来やインターネットの変遷の話が面白く、読んでいてワクワクした2016/01/04
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