内容説明
イノベーターが継続的に生まれる組織の法則を、心理学と組織論から解き明かす世界初の書籍。
目次
第1章 なぜ今これほどまでにイノベーションが必要とされるのか
第2章 イノベーティブアイデアはどうすれば生まれるのか
第3章 イノベーションが生まれる組織―マクロの視点
第4章 イノベーターズ―革新的価値創造者たち
第5章 イノベーションを生み出す企業の基本的価値観
第6章 イノベーションを生み出す『イノベーションキャンプ』
第7章 イノベーターを生み出す人材開発
第8章 イノベーターになることを恐れているあなたへのアドバイス
著者等紹介
吉村慎吾[ヨシムラシンゴ]
株式会社ワークハピネス代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部卒。公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて数多くの本邦企業の国内株式市場及び米国株式市場への上場を支援する。途中、日本証券業協会店頭登録審査部(現JASDAQ上場審査部)上場審査官として多くの企業の上場審査も行なう。2000年4月、企業変革支援アウトソーサーである株式会社エスプールに参画。都内老舗ホテルの再建等、数多くのクライアントの成功を支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いたろう
41
イノベーションが生まれるための必要十分条件は、そこにイノベーターがいること――。一見、身も蓋もない言い分のようでいて、考えてみると実に言い得て妙。著者は、イノベーションとは、「技術」だけではない「革新的価値創造」であり、イノベーションを生む組織の条件として、①明確なミッション、②限りなく少ないルール、③異質の尊重、を挙げる。明確なミッションがあるからこそ、その実現に向け、諦めず知恵を絞り続けるし、それをサポートする組織があってこそ、イノベーターが育つ。経営者としての著者自身の経験が裏打ちする言説が力強い。2015/09/09
KAKAPO
29
最高!★×5:初めての著書(2014発行)なのか、まとまりがあるとは言えないが、先に読んだ『日本流イノベーション(2017発行)』に比べ、まるで生の講演を聴いているように、魂をぶつけられる熱さを感じた。特に「愛とは?」「人生の目的とは?」というテーマについて「能力を高めてより多くの人を幸せにして、自分もより多くの幸せを感じることじゃないか?」と読者に迫る部分は、これまで読んできたどの自己啓発書からも得られなかった納得感が得られ、本題の「イノベーションが生まれる組織の法則」を記述した部分よりも魅力的だった。2018/03/17
手押し戦車
22
たった一つのイノベーションが業界を崩壊させる。CDからダウンロードへ。イノベーションは人の強みと価値と勇気の融合で生まれる。自分の恐怖心を捨て組織のミッションと自身の人生の使命感が融合したとき勇気が湧き上がりイノベーションという旅が始まる。挑戦を妨げるのは恐怖。イノベーションは徹底的にチームで奮い立ちどんどん前進していくことで改革が起きる。イノベーターは恋愛するより何倍も楽かも。自ら信じる夢の実現に周囲を巻き込んで行くことでイノベーションが始まり自分の想像を遥かに超えた自分と出会える。2015/07/28
Kentaro
14
イノベーションを起こすとは普段の仕事の延長にあるものでもなければ、現場にいってそこで課題はありますかとかどんなものが欲しいですかと質問して出てくるようなものではない。よく例えられるのが、馬車を操っている現場に何が欲しいかと聞かれれば早く走る馬が欲しいですと答えられ、決してエンジンで走る自動車が欲しいとは言われない。それは過去の経験からしか普通の人間は発想できないからである。2016/12/04
miraiocoo
7
イノベーターズとは、開発ではなく あらゆるもの、ヒト 技術 インフラを繋げること 技術者だけの仕事ではない2017/07/30