出版社内容情報
孫正義、松本晃、永守重信、似鳥昭雄、新浪剛史、岡藤正広、星野佳路…プロ経営者7人のケーススタディ
内容説明
「プロ経営者と呼ばれる人は、そもそも何が違うのか?」「経営者の活動がどのように効いて、業績数字に表れるのか?」経営数字とストーリーで7人のすごさを裏付ける。
目次
第1章 孫正義―巨大財閥をもくろむ大欲のアントレプレナー
第2章 松本晃―「右手に基本、左手にクレド」のシンプル経営実行者
第3章 永守重信―電動モーターに人生を賭けるエバンジェリスト
第4章 似鳥昭雄―猛勉を続ける執念のオープン・イノベーター
第5章 新浪剛史―自ら「やってみなはれ」続けるイントラプレナー
第6章 岡藤正広―言霊パワーを駆使するビッグビジネス・リーダー
第7章 星野佳路―お客と社員の「おもてなし」プロフェッショナル
著者等紹介
山根節[ヤマネタカシ]
1973年、早稲田大学政治経済学部卒業。74年、監査法人サンワ事務所(現トーマツ)入社。82年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了後、コンサルティング会社を設立。慶應義塾大学ビジネススクール教授(現名誉教授)を経て、2014年から早稲田大学ビジネススクール教授。商学博士。専門は、会計管理、経営戦略、マネジメント・コントロール(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papacy
4
【日本には経営者を育てる教育が無いらしい】体温でVBを惹きつける孫さん、親分肌の永守さん、自分はのろま?でも優秀な人材を使いこなす似鳥さんなど、タイプは違うがそれぞれ持ち味を活かした凄腕経営者で、そのエピソードは面白い。経営者と中間管理者では求められるスキルは大きく違うのに、日本では成功した管理者が経営者に上がって行く例が多いことを著者はジレンマに感じている様だ。本の副題が「数字で読み解くトップの手腕」となっていたが、PLとBSの図と簡単な説明が載っていただけで、数字で読み解けなかったのが残念。 2017/05/12
ヨースト
1
財務諸表や業績推移などの定量的なデータを基に、ケーススタディで優れた経営者の「何故・どこが優れているのか?」を明らかにしていった本。 この手の本は定性的なデータを基に書かれている事が多いが、定量的なデータをベースにする事によって、何がどう優れているのかが明示的で、非常に理解しやすい。 財務諸表などの読み方を知らなくても、読んでいくと少なからず理解できると思う(恥ずかしながら、自分もその一人だった)。2016/10/05
Mike
0
日本で有数な経営者7人の経営手法を解説。数字で読み解くと副題にあるが、名経営者と呼ばれる人たちなので、数字が良いのは当然な気がする。カルビーの松本社長の考えには共感するところがある。2017/08/11
Hiroo Shimoda
0
数字で読み解くと言うほど数字の分析は無い。読み物としては悪くない。カルビーの話はあまり知らなかったので新鮮だった。2017/03/24
kaz
0
最近注目される経営者のエピソード集といった印象。一貫したエッセンスのようなものは感じないが、経営者教育といった視点での読み物としては面白い。経営と業績数値との関係は記述されているが、この程度の内容は他のビジネス書でも見られるレベルであり、「数字で読み解く」というサブタイトルはやや誇張か。孫正義、松本晃、永守重信、似鳥昭雄、新浪剛史、岡藤正広、星野佳路2016/12/10