出版社内容情報
内野 三菜子[ウチノ ミナコ]
内容説明
がんになったら、病院選び、治療の選択、保険の手続き、お金の工面、生活の調整、仕事の両立、公的な申請などやることがいっぱい!知らないから不安になる!病気の不安が解決する1冊です。
目次
第1章 「がん」と診断されたときに読む!がんの基礎知識
第2章 後悔しない病院選び
第3章 正しく知っておきたい!検査と治療の基本
第4章 がんの治療にはお金がかかる?知っていれば安心できる治療費と保険
第5章 がんで困ったときに使える公的保障あれこれ
第6章 退院後の生活で気を付けておきたいこと
第7章 がんになっても働くために知っておきたいこと
第8章 終末期の過ごし方
著者等紹介
内野三菜子[ウチノミナコ]
国立国際医療研究センター国府台病院放射線治療室長。医学博士。東京都出身。東京女子医科大学医学部卒業後、国立病院東京医療センター(現・国立病院機構東京医療センター)外科コースで研修。その後、聖マリアンナ医科大学放射線科、埼玉医科大学国際医療センター放射線腫瘍科を経て、カナダ・トロントのプリンセスマーガレット病院放射線腫瘍科にて、日本人初のクリニカルフェローとなる。並行してトロント大学オンタリオ教育研究所(大学院)医学教育学にて修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
42
母のがんをきっかけに読了。がんの基礎知識、病院の選び方、検査と治療の流れ、治療費と保険の手続き、公的保障を使ったお金の工面、退院後の生活、仕事の続け方、終末期の過ごし方など、網羅的な情報がぎっしり。「抗がん剤の副作用である吐き気、脱毛などは治療が終われば元に戻る」という記述が目下の救い。今や「2人に1人ががんにかかる時代」。「自分ががんになった時」のための知識としても役に立ちそう。2021/11/09
501
14
再読。身近な人だけでなく、自分も癌になったときの心構えができるような、役立つ知識をQA方式で解説。2021/01/26
501
12
大変勉強になった。癌になったときの生活基盤を支えるための基礎知識がまとめられている。2017/08/23
MOCCO
8
どんな治療法があるか、治療費はどのタイミングでいくら位かかるか、各種公的補助との関係など、カテゴリ別にコンパクトにまとまっているので、がんについて知りたいことが出てきたら、パッと調べるのに便利そう。2017/09/27
かりん
6
4:《知るという、安心。》タイトルのような状況になり、精神が不安定になっていた時期もあった。「本好きらしく本で知識を得よう」とこの本を手に取ると、少しずつ落ち着いてきたように思う。がんという病気そのものについての説明や、公的な保証やお金のことなど、たしかに役立つ話がいろいろ。特に勉強になったのは、治療法の種類による目的、方法、効果、費用など。(ちょっと誤植が気になった。)S2018/04/06