出版社内容情報
病気になったときに頼るべき医師にも、実は本音と建て前があったとしたら……。患者に出すクスリを家族には絶対出さない、人間ドックや健康診断で早期発見・早期治療をしても寿命が延びるわけではない。医療統計の第一人者である著者が、あらゆる医療を「医者はウソをつくけど、数字はウソをつかない」を軸に斬っていく
内容説明
家族が病気になっても、絶対飲ませないクスリがある。ジェネリック医薬品は安全ではない!?定期健診・人間ドックは寿命を縮める。レントゲン検査は発がん原因の第4位。10人に1人が間違って診断される乳がん。認知症の「早期発見・早期治療」に意味はない。医療統計学の第一人者が語る40の真実。
目次
序章 医者はウソをつくが、数字はウソをつかない(信じられるデータ、信じられないデータ;これが本当に信じられる最新の統計学だ ほか)
第1章 医者には自分の命を安心して任せられる治療法がある(病院ランキングは巧妙に歪められたデータの塊;「最先端の治療」も「昔からの治療」も再発率は同じ ほか)
第2章 僕には家族が病気になっても絶対飲ませないクスリがある(血圧のクスリは製薬企業への献金のために処方される;高血圧のクスリを飲んでも健康寿命は延びない ほか)
第3章 なぜ僕は家族に定期健診・人間ドックを受けさせないのか(定期健診を受けた人のほうが寿命が短い;人間ドックは10人中9人以上に「要精密検査」 ほか)
著者等紹介
岡田正彦[オカダマサヒコ]
新潟大学名誉教授・医学博士。1972年に新潟大学医学部卒業。1990年に同大学教授となり、動脈硬化症、予防医療学などの研究に従事。LDLコレステロールの測定法を世界に先駆けて開発。循環器専門医(~2011年)、米国心臓学会プロフェッショナル会員など。2002年に臨床病理研究振興基金「小酒井望賞」を受賞。文部科学省・大学設置審議会の専門委員、米国電子工学会・論文誌の副編集長、日本生体医工学会・論文誌の編集長などを歴任。2012年より新潟大学名誉教授、水野記念病院常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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