投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について―だからあなたは損をする

電子版価格
¥1,584
  • 電書あり

投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について―だからあなたは損をする

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478028988
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「チャートはオカルト」「円高円安は国力を反映する」「勝率を上げれば投資は儲かる」などの投資初心者が陥りがちな誤解をときながら、株式・為替・債権という金融市場の全体像とつながりを今までにない形で解説。「市場」とは何か?市場を動かす「期待」と「信用」とは? という金融の深淵までを示そうとする意欲作。

内容説明

株式・債券・為替からリスク管理まで、全ての金融商品に精通するデリバティブのプロが、「なぜ、投資で勝つことは難しいのか?」「なぜ、金融を理解するのは難しいのか?」という根本的な疑問に答えながら「金融市場の全体像」を示していく、まったく新しい形の投資と金融のガイドブック。プロもハマる誤解から見える、「市場」との唯一正しい付き合い方とは?

目次

1 誤解01 プロや学者は金融の全てをわかっている
2 誤解02―ファンダメンタルズがわかれば相場で勝てる
3 誤解03―「チャートは全てを語る」あるいは「チャートはオカルトである」
4 誤解04―為替相場は国力を反映する
5 誤解05―日本国債は日本国民が買っているので破たんしない
6 誤解06―巨大投資家が市場を牛耳っている
7 誤解07―金融政策でデフレは解決できる
8 誤解08―市場はうまく規制できる
9 誤解09~12―投資にまつわる4つの致命的な誤解について

著者等紹介

田渕直也[タブチナオヤ]
1963年生まれ。85年一橋大学経済学部卒業。同年、日本長期信用銀行に入行。デリバティブを利用した商品設計、デリバティブのディーリング、ポートフォリオマネジメント等に従事する。その後、海外証券子会社であるLTCB International Ltdに出向。デリバティブ・ディーリング・デスクの責任者を務める。帰国後、金融市場営業部および金融開発部次長。銀行本体のデリバティブ・ポートフォリオの管理責任者を務める。2000年より、UFJパートナーズ投信(現・三菱UFJ投信)にてチーフファンドマネージャーとして、債券運用、新商品開発、フロント・リスク管理、ストラクチャード・プロダクツへの投資などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nizimasu

7
至極真っ当な投資と金融の本である。ゆえにこれといった投資の必勝法などもでてこない。むしろ、チャートやファンダメンタルも過去の事象でありランダムウォークには参考にならないとの主張はもっとも。むしろ、投資における規律をいかに守るかということにつきるのだろう。投資の手法を相場によって変えてしまうのではなくより精度を上げていくことが肝心と説く。そして金融においては「期待」と「信用」というキーワードでこの世界を説いていく料理人としての手腕は見事。この期待と信用を計数化に落とし込めないことこそ、金融の難しさなのだろう2015/08/17

mintia

6
アナリストなどが後付けでよく色々言っているが、結局相場は誰も予測できない。バブルで過熱しすぎたり、クラッシュで悲観しすぎたりしないようにメンタルを鍛えないといけない。2020/09/29

まめタンク

5
2019年27冊目。少し時間が経ったら読み返してみたい。たぶん、ここに書かれている事は実践で投資をしている人ほど理解が深まると思います。プロのファンドマネジャーとサルがダーツで当てたポートフォリオのリターンは同じという話は有名ですが、不確実性の中に利益があるからこそ、多くの投資家が市場に魅了されるのでしょう。2019/02/04

ちゅーとろ

5
金融・投資業界にいても勘違いしている人が多い”誤解”を解説。プロ・学者というより肩書きで話を聞く人たちが多いのだが、金融・投資業界に関わる限り肩書きは意味ない。日銀・黒田のように偉そうにいうとわかっているように聞こえるが、その結果から幻想を砕かれる。この本はそのような誤解・幻想を丁寧に解説する。だからといって儲かる仕組みを教えてくれるわけではない、投資を考える補助になるだけだ。2016/02/23

gokuri

4
投資と金融のガイドブックとあるが、相場(市場)の仕組みと金融・日銀政策などが、分かりやすく説明されている。そして、誰もが一番しりたい市場の暴落についても、それが決してめずらしくないこと、結果的には人によって起こされてしまうことを解説している。「短期の予測よりも長期の予測のほうが難しい」示唆に満ちた言葉だと思う。2015/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9801801
  • ご注意事項