出版社内容情報
キャッシュフロー経営、企業価値の向上、資本コストなど、現代の企業ファイナンスに必須の理論と実務上の知識を体系的に学ぶ。世界の主要MBAコースで採用されている定評ある企業財務のテキスト。
内容説明
ハーバード大学、MIT、シカゴ大学をはじめ世界の主要MBAコースで使われている企業ファイナンスの基本テキスト。リーマンショック後の財務環境の変化に対応して大幅改訂!
目次
第1部 企業の財務的な健全性の評価(財務諸表の解釈;財務業績の評価)
第2部 将来の財務業績の計画策定(財務予測;成長の管理)
第3部 事業を運営するための資金調達(金融商品と金融市場;資金調達方法の決定)
第4部 投資機会の評価(DCF法;投資の意思決定におけるリスク分析;事業価値評価と企業のリストラクチャリング)
著者等紹介
ヒギンズ,ロバート・C.[ヒギンズ,ロバートC.] [Higgins,Robert C.]
ワシントン大学フォスター・ビジネススクール、ファイナンス教授。1963年スタンフォード大学卒業。1965年ハーバード大学経営学修士(MBA)、1969年スタンフォード大学Ph.D.。スタンフォード大学客員助教授、スイスのIMEDEの客員教授などを経て、2011年よりワシントン大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mtsuka
1
企業ファイナンスに関するテーマについて易しく説明されており、会計やファイナンスの基礎的理解のある人なら、読めば分かるようになっている。章立てや分量についても良く練られており非常に完成度が高い。また装丁や紙質も素晴らしくページをめくるのが楽しい。そういう意味でもトータルクオリティの高さを感じられる本である。2015/05/08
暇人
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ファイナンスの重要性が言われるようになってきたが、まだまだ独学用に読める本は少ない。本書は初学者にも使えるように設計されているところが素晴らしい。あとは問題集だ。実務に耐えられそうなものはないだろうか?2017/01/28
shin
0
計算方法だけでなく、その計算方法の妥当性についても議論していてファイナンスが机上の数字だけの世界でないことを教えてくれる。細かい計算の詳細は省かれており他の本を参照する必要がある。2017/01/09
Hiroo Shimoda
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ファイナンス理論のテキスト的な本。財務予測、資金調達、企業価値算定などの解説が充実。M&Aのプレミアムに関する分析などもあり、質が高い。斬新さがあるわけではないが、勉強し直すには優良。2015/12/19
Ayuko Sasaki
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大学院でのファイナンス授業のテキスト。アカウンティングとファイナンスの基礎→応用の中間くらいのレベル感。前半はアカウンティングで予測財務諸表作成までで、後半がファイナンスでDCF法や資金調達方法、事業価値評価等ざっくり網羅。さすが世界のMBAで使われているだけあり、ファイナンスを勉強する人には是非オススメする。1つ残念なのは、KINDLEで買ってしまったこと…。テキストのように、何回もページを見返す+定量関係のものは、絶対に紙媒体で手元に置くべきだ…。2015/09/04