出版社内容情報
石油や天然ガスに代わるシェールオイル・ガスの登場で、これまでの常識が当てはまらなくなる。新興国が低成長になるのはなぜか?デフレになったほうが豊かになる理由とは?量的緩和をやめれば、日本が復活するのはなぜか。先読みで定評のある人気エコノミスト・中原圭介氏が、世界経済の動向を大胆に分析する。
内容説明
世界はデフレ化し、中国・ブラジルは没落!新エネルギーの登場で激変する世界を人気エコノミストが大胆予測。
目次
第1章 ひとり勝ちするアメリカ経済
第2章 これからの産業はがらりと変わる
第3章 復活のカギはデフレにある
第4章 デフレと不況はまったく関係がない
第5章 シェール革命で苦境に立つ資源国
第6章 世界経済はシェール革命で二極化する
第7章 日本はデフレでも景気回復できる
著者等紹介
中原圭介[ナカハラケイスケ]
経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。企業・金融機関への助言・提案や富裕層の資産運用コンサルティングを行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・金融教育の普及に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coolflat
5
シェール革命によって、アメリカの天然ガス価格は安定が続き、加えて輸出規制が撤廃され、アメリカ産のガスが海外へ自由に輸出できるようになり、世界的に天然ガスの需要が増加すると同時に、原油の需要が減少する現象が広がっていく。そして、天然ガスの需要は増加するものの、長期的に国際的な価格は下落する。要は、安いエネルギー価格がアメリカ国内に投資を呼び込み、アメリカの経済を大復活させるという、バラ色の未来を予言?した本である。因みにシェール革命による勝ち組はインド。負け組はブラジル、ロシア。中国はどちらでもないらしい。2014/03/10
うらじ
3
シェールガスの話よりも、デフレと不況は全く関係なくデフレの80〜90%は好況と重なっていたという指摘に驚いた。2014/06/20
RIU
2
シェール革命について勉強しようと購入。 中原さんのことはよく知らないのですが主張したいことがあるようで、本文の中に随所に現れておりその点が目につきました。(あまりにも主張が強いので、提示されている資料の数字もホントかな?って思ってしまうくらい)逆に、主張が明確なのでシェール革命でどうなるのかが、言い切り口調で書かれているのでわかりやすかったです。 この本を読んで思ったのは、シェール革命について中原さんとは違う主張の本があればそれを読んでみたいと言うことでした。2013/09/02
芸術家くーまん843
2
『シェール革命後の世界勢力図』中原圭介・著 ダイヤモンド社予測の正確さで知られる経済アナリストの中原圭介さんが、シェール革命後の世界経済を論じた一冊。著者は、既に前作『アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!』で、シェール革命の話を書いていますが、前回はあくまで絵に描いたモチ。今回は、そのシェール革命の最先端の動向と、革命による勝ち組/負け組、既に新たなビジネスに乗り出した企業を、実名入りで紹介しています。シェールガスを使った「直接還元鉄」の生産を検討している電炉大手の米ヌーコア、大規模なエチレ2013/06/25
takao
1
ふむ2021/05/04