内容説明
社会を変えるには時間がかかるが、自分の内面の革命は、この瞬間に起こすことができる。本書では、人生を支える真の自由を手に入れるための考え方や行動指針を提示した。
目次
第1章 「今」と向き合う―自然体になれる強さを手に入れる
第2章 自分と向き合う―富士山でなく、エベレストを目指せ
第3章 社会と向き合う―不可抗力に逆らわず、可抗力の統制に集中する
第4章 他者と向き合う―絶対不可侵領域を持った自己を育てる
第5章 仕事と向き合う―超ガラパゴス人材になる
第6章 人生と向き合う―5年後の計画は立てるな
第7章 未来と向き合う―純度の高い自分を創る
著者等紹介
キム,ジョン[キム,ジョン][Kim,John]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。韓国生まれ。日本に国費留学。米インディアナ大学博士課程修了。2004年より、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構助教授、2009年より現職。英オックスフォード大学客員上席研究員、ドイツ連邦防衛大学研究員、ハーバード大学法科大学院visiting scholar等を歴任。アジア、アメリカ、ヨーロッパ等、3大陸5ヵ国を渡り歩いた経験から生まれた独自の哲学と生き方論が支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーちゃん
51
内に強さを秘めたシンプルなタイトルと、それに似合った表紙のデザインに強く惹かれ図書館に予約、待つこと数ヶ月・・・なるほど、これは大学の先生が、間もなく社会へ旅立つ自分の教え子たちに贈った励ましの言葉をまとめた本だったのか(*^_^*)納得。ダイヤモンド社発行の、ビジネス書的ニュアンスの強い若い人向きな本ではありますが、人生も半ばを過ぎた今だからこそ理解できる内容もあるのかも。今後社会に出る我が子たちには「知ったふりはしない(他者への欺瞞であると同時に自分自身への侮辱である)」→続く。2013/11/17
高光浩二
34
考えていたが言葉にできなかった事が書いてあってスッキリした。もし自分の部屋で読了していたらスッキリポーズをしたであろう本。2014/11/25
はるき
28
「確固たる自己を築き、飼われない野良猫となれ」何か少年漫画みたいなフレーズですが、漠然とした不安に苛まれるより何らかのアクションをとるべき。熱いとみせかけて、極めてシビアな生き残り戦略でした。2020/08/31
ほじゅどー
22
★★★★★人生の価値は自分が自分をどれほど信じたかで決まる。だから、何があっても自分に対する絶対的な信頼を失わないこと。絶対不可侵領域としての自己を確立し、どんな状況でもそれを貫くこと。韓国で小5から一人暮らし。孤独で苦しい体験を通じて発見した筆者の哲学。自己の内面は「感情」「思考」「言葉」「行動」から構成される。これらを強くすれば自然体になれる。まずは他人の目を気にせず自己の内面に目を向ける。要再読〜!就活中の人は必読。2013/04/27
Mijas
21
3年前に購入して読んだ本なのだが、昨日NHK大河ドラマで吉田松陰を見ていたら、なぜかまた読みたくなった。「内面の革命」「異端児になれ」という筆者の言葉を思い出したのだ。自分の頭で考え、自分の言葉で語り、自分の意志で動ける人間を育てることは、教育者として大切な役割だ。筆者も本書の中で学生たちに熱い言葉を贈っている。学生でない私でも、本書を読むと自己を高めたくなる。自己を高めるとは、学ぶという姿勢のみならず、与えることに喜びを感じられる人間になることだ。人生の価値とは何かについて考ることができる本。2015/01/05