内容説明
儲けすぎ!?脅しすぎ!?保険のプロでさえ納得出来ない!
目次
第1章 「がん保険」は霊感商法に似ている?
第2章 あまりにも情報開示が遅れている
第3章 「がん保険」の保険料は異様に高い!?
第4章 3つの「がん保険」の価格を検証する
第5章 そもそも「がん」に罹るといくらお金が必要か?
第6章 それでも「がん保険」に入るなら(1)―がん保険選びの3つのポイント
第7章 それでも「がん保険」に入るなら(2)―しいておすすめ5つのがん保険
第8章 すべての疑問に答える「がん保険」Q&A
第9章 本書への想定される「反論」に反論します
終章 保険会社の志はどこへ?
著者等紹介
後田亨[ウシロダトオル]
1959年生まれ。1995年に日本生命に転職。2005年より(株)メディカル保険サービス役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
10
統計データを読み解く力、平均というトリック、保険の設計思想を理解した上で、加入すること。高額療養費を認知していても、先進医療や収入補償的な面を踏まえるとリスク管理として加入して安心したくなるよね。単身の場合より家族が増えた時にやはり判断基準は変わるのだろうなと感じた一冊。「おひとりさま」に着眼した記載有り。そして、此の様な反論がある時は、この影響でどこが一番儲かるんだろうかと引いた視点を持つと冷静に読めます。社会情勢、経済動向に左右されるよね。相互補助の機能を思うと全否定は出来ない。三大疾病保障も出てきて2014/11/04
楽天家業
2
保険加入を考える上で最も避けたいのは「思考停止」だ。確かに何も考えずに勧められた保険に加入すれば「気持ちの上では」問題ないのかもしれない。しかし、著者のように商品の妥当性に疑問を持つことも本来なら当然の事である。がん保険は必要性とニーズのバランスが上手く取れた商品だ。それだけに誤認しやすく、販売側主導で誘導的に商品加入を勧めやすい商品である。著者同様、診断一時金以外は不必要という認識にいるが、世に言う「差別化」で様々な「保障」を付ける傾向が強い。自分にとって本当に必要な物を見極めるには自ら考えるしかない。2011/10/04
turtle
2
著者の他の本も読んでみたくなる好著でした。 あれだけCMをバンバンするがん保険がぼったくり商品であることは明らかです。 見直しをしなければ。2011/09/25
terbagus
1
保険会社の保険料がブラックボックスということは金融機関に勤めている人間の間では暗黙の了解事項で、銀行が損保商品には消極的である一方、生保商品の販売にご執心なところによく表れていると思います。それに風穴を開けるべくネットの保険が出てきましたが、決算が芳しくないところをみると日本での保険の販売は想定外にコストがかかるのかもしれない。この内容の本を書くのであれば、保険料がどのように決まるのか、どのように計算されているのか、純保険料はいくらくらいか、しめすべきだったのでは。内容を期待しただけに残念でした。2013/10/14
百日紅
1
もっとわかりやすく説明できるはずなのに…くどいし、ちょっと的外れかな。唯一いいと思えたのは、"給付金をもらう人は診断一時金でも入院給付金でも、もらえる方法ではなくtotalでたくさんもらえればいいはず"っていう内容。他は表をみせて、それをもう一回喋り言葉で言ってるだけって感じ。まぁ、保険の営業マンだから…2013/08/31