内容説明
ドラッカーの全著作を網羅。あらすじ、読みどころが一目でわかる。
目次
巻頭対談 はじめてのドラッカー(糸井重里×上田惇生)
1 1930~―ドラッカー20代~30代 政治学者からのスタート
2 1950~―ドラッカー40代~50代 マネジメントを発明
3 1970~―ドラッカー60代~70代 激動の時代を読む
4 1990~―ドラッカー80代~90代 ますます多作の社会生態学者
5 1990~―ドラッカーを知る評伝、評論
著者等紹介
上田惇生[ウエダアツオ]
翻訳家。ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、ものつくり大学教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ボル
8
ドラッカーの著書を紹介してある。糸井重里さんと上田惇生さんの対談なども興味深かった。上田さんは翻訳を行うだけでなく、ドラッカーと向き合い・相談される間柄であったことは大きな発見であった。ドラッカー本の謝辞などで述べられているが、これほどとは。著書紹介は年代・内容・情報などが盛りだくさんで楽しい書であった。2017/12/31
やまやま
6
生涯かけて全部読めるかはいまだ懐疑的なのですが、少しずつでも手掛けたい方に良い道しるべです。糸井重里さんと上田惇生さんの対談が秀逸です。わかりやすい説明であるのは、吉本隆明さんとの対話でも同様に感じました。ドラッカー氏も世に無く、上田さんも鬼籍に入られて、このようなブックガイドはまた新しい方が作られていくのでしょう。上田さんの学生時代も知らなかったのですが、これもまた驚きの連鎖でした。2019/04/01
エリナ松岡
6
冒頭に著者と糸井重里氏のなかなか面白い対談があり、その後は淡々と時系列順にドラッカーの著作が並びます。ファシズム分析の処女作、非営利団体のマネジメントについて丸々一冊、最晩年の密着取材もの等々が新しい発見でした。非営利団体についての見解はつい最近読んだ『イノベーションと企業家精神』にも少しありなかなか面白かったので、近いうちに読んでみたいと思います。ちなみにドラッカーの翻訳でおなじみの著者による『ドラッカー入門』は、入門とはいえない充実度で中身は良いのにタイトルが悪いのか売れない、とのことでした。2015/06/23
Chin_Pigwin
4
ドラッカーを始めるには最高にうってつけの本。ドラッカーのことは知っていましたが、本が分厚くて読む気になれませんでしたが、江副さんが崇拝していることを知り、まずはこの本を読みました。ほかのドラッカーの本をうまく紹介してくれてあり、自分に合うドラッカーの本はこれだろうなということがわかる良い本でした。またドラッカーの考え方も非常に面白く、当たり前ですが勉強になりました。2018/01/18
呑司 ゛クリケット“苅岡
3
ドラッカー本は沢山あり、何れを読んだら良いかが分からない人が多いはず。そんな時にブックガイドとして良い本だと思う。特に糸井さんとの会談から始まることで敷居を低くくしている。私が今回発見したのは、知の巨人 P F ドラッカー自伝、変貌する産業社会等々。心に残ったのは、経済人と産業人とは違うと言う箇所。もう数冊ドラッカー本に挑戦したい。2021/08/20