内容説明
大手生保で業界改革に奔走し、還暦で日本初のベンチャー生保を立ち上げ、いまなお全力で走り続けるライフネット生命社長の仕事論。
目次
仕事について、四つの視点
日常の基本的な仕事
仕事の目的に意識を集中する
仕事の現実、時間も人材も有限である
仕事には必ず相手が存在する
成功に慢心せず、失敗に後悔せず
時代の流れの中で、仕事の方向は決まっていく
海外での仕事について、英語について
常識は疑え
思索する武器その１・分析力
思索する武器その２・集中力
思索する武器その３・決断力
思索する力を、実行する力に変えるために
会社の仕事、三つの立場―社員・管理職・経営者
たくましく生きて仕事をするために
著者等紹介
出口治明［デグチハルアキ］
１９４８年、三重県美杉村生まれ。上野高校、京都大学法学部を卒業。１９７２年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門医委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総室長アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。２００６年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴木
9
プランド•ハプンスタンス理論というキャリアの考え方がある。将来の目標を具体的に立てても、外部環境の変化によってほとんど上手くいかない。であれば、将来の目標は方向性を明確にするに留め、その方向性に向かってオープンなスタンスで幅広く全力で目の前の仕事に取り組めば、予想もしなかったキャリアが築かれる。という理論。そして本書は、この理論の実践方法を書いた本だと思った。色々と参考になった。タイトルの「百年たっても後悔しない仕事のやり方」とは、「明日になって後悔しない仕事を日々続けること」という意味のようだ。納得。2014/04/21
baboocon
8
この本は何度か書店で手にとって逡巡したのだけど、結局購入して良かったと思えた。ライフネット生命の創業者・出口治明氏が、自身の来歴を振り返りながら仕事のやり方はどのようにあるべきかを語った一冊。書いてあることはどれも当たり前のことなのだけど、それが妙に腑に落ちるのは著者のビジネス人生で貫いてきた信念が言葉の背後にピンと一本通っているからなのだろう。個々のトピックでは知識や教養の大切さ、英語学習について、著者の読書観が参考になった。2011/06/29
anco
7
自分に正直に仕事をして健康に生きる。自分の考えや具体的な行動が、他人が見ているかいないかで異なったりしないように生きる。人間関係は去る者は追わず、来るものは拒まず。木を見る眼、森を見る眼。疑問点やわからない点は必ず調べる習慣をつける。自分が非力であったら誰よりも一生懸命に仕事をする。人と違ったことを考えられる人間になる。アイデアやヒラメキを現実化させることまでを含めた能力。使いにくい社員になる。自分の考え方を持っていて、いつも物事を原点から考える。済んだことは振り返らず、今日できることにベストを尽くす。2018/04/21
パスフィ
6
ドラッカーの言葉を思い出しますね。「なんの仕事で覚えられたいか」という。仕事に対する姿勢は何度でも見つめなおさないといけないと思いました。2015/12/07
しんしん
5
著者のことが大好きになった。 仕事を丁寧に真摯にあるべきやり方を見失わずやり遂げる姿勢が全編からあふれている。 この姿勢を深く取り入れて自分も仕事をやっていこう。2015/11/18
