大前研一の新しい資本主義の論点―「ニュー・ノーマル」という秩序の登場

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478013724
  • NDC分類 332
  • Cコード C2034

出版社内容情報

「新時代に対する彼らのアイデアからは、現状分析と戦略策定にかかわる思考のヒントが得られるはずだ。」(大前研一)世界の頭脳38本を厳選!

「新時代に対する彼らのアイデアからは、現状分析と戦略策定にかかわる思考のヒントが得られるはずだ。」(大前研一)
ポール・R・クルーグマン、ロバート・B・ライシュ、ダン・アリエリー、マッキンゼー、ジェフリー・R・イメルト、ビル・クリントン、ジョージ・ストーク・Jr……世界の頭脳38本を厳選!

【著者紹介】
早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。株式会社日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。
現在も、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。
ウォールストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、 また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて、 継続的に論文を発表している。
英国エコノミスト誌は現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカートム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、 ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と記す。

内容説明

ポール・R・クルーグマン、ロバート・B・ライシュ、ダン・アリエリー、マッキンゼー、ジェフリー・R・イメルト、ジョージ・ストーク・Jr.など、世界の頭脳28論文を厳選。

目次

序 ポスト金融危機の経営戦略
第1部 経済と金融(合理的経済学の終焉;どうすれば、危機の連鎖を断ち切れるか;経済回復ではなく、新しい経済を発明する;リーマン・ショックによる不況の原因は何か;政府と企業の新しい関係;モラル・ハザード経済の危うさ;個人金融商品における消費者保護)
第2部 企業(ステークホルダー資本主義の再来;「脱」株主価値が信頼回復の早道―マッキンゼーが予測する近未来トレンド;消費パターンの変容;競争力のカギは「資源生産性」;プライバシーの憂鬱)
第3部 グローバリゼーションと新興経済(新興市場の未来;GEのリバース・イノベーション戦略;グローバリせーションへの干渉;国家史本手技の再来;メガ地域がグローバル経済を動かす;「単国籍化」する多国籍企業;いまがアフリカ投資のチャンス;「移民」という五億人市場;サプライチェーンの世界的危機)
第4部 技術と環境(イノベーション投資を死守せよ―マッキンゼーが予測する近未来トレンド;セマンティック・ウェブの衝撃―二〇〇九年のパワー・コンセプト;地球の中枢神経系をつくる―二〇〇九年のパワー・コンセプト;意思決定もアウトソーシングされる時代―二〇〇九年のパワー・コンセプト;普及が期待されるDSSC―二〇〇九年のパワー・コンセプト;電力会社はサービスを売れ;六つのクリーン・エネルギー技術)

著者等紹介

大前研一[オオマエケンイチ]
1943年、福岡県に生まれる。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インクに入社。ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長およびビジネス・ブレークスルー大学院大学学長。2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Moloko

6
7年近く前の本だが、ハーバードビジネスレビューに掲載された記事のセレクションが読みたくて手にとってみたが、個人情報・プライバシーの記事とリバース・イノベーションの話が印象に残った。もっと印象に残ったが、冒頭にある大前氏のこれからの経済の予測図だが、アメリカが中国の台頭を歓迎している、あるいはEUとロシアが将来的に加入する可能性がある、ウクライナが大国化するなど、かなり楽観的(あるいは煽動的)な予測が並んでていたこと。グローバル化とボーダーレス化は不可逆に見えるが、少なくとも人間の社会・政治は単純でない2017/05/12

4
2010年の8月の本。地域のGDP成長率は何か修論のレベルの題材に使えそうだ。時価総額が10兆円超える企業は34社あるらしい。仕返しの新リメガニズムはわからなくもない。ネットで晒し者にされた犬糞女の悲劇として、ダニエルJソロブを例にとっている。リバース・イノベーションはその当時流行っていた言葉だ。ローカル・グロース・チームの五原則で、独自の目的や目標及び評価基準を設定することは忘れていた。2017/12/31

元吉

2
★★★★☆ これはキュレーション的な本とでも呼ぼうか 。 もう直ぐ12年目を迎えようとする21世紀に起きるであろう変化 の予兆をHBE誌の記事をピックアップして紹介してくれている。 約30の論文から構成されるので、さらっと頭でスキャンして おき、キーワードが身近に発生したら深読みするのがお勧めだ。 僕が興味を持ったのは... ・どんな時に人は嘘をつくのか ・アフリカが将来新興国になりうること(僕の生きている時代に) ・GEのリバース・イノベーション ・セマンティック・ウェブ2011/12/01

うし

2
多様な論点。常に情報収集して時代の流れを掴んでいきたい。2017/03/29

RIE5

2
私には難解かなと思われる論点でもとっつきやすくて読みやすく、長さもコンパクトで、広く浅く知るには良かった。この本でなじみをつけて、気になるテーマの、他の本にもあたっていきたいと思う。やっぱり、自国だけの狭窄な視野では、これからやってけない。2010/11/24

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