免疫の反逆―自己免疫疾患はなぜ急増しているか

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478013380
  • NDC分類 493.1
  • Cコード C0047

内容説明

化学物質が免疫細胞を狂わせた?いまや先進国で12人に1人が発病する現代病。本来、人の体を守る細胞がなぜ人を傷つけるのか。その発症の要因を探求する迫真の科学ノンフィクション。

目次

序章 なぜ自己免疫疾患は急増しているのか
第1章 要注意の疾患
第2章 姿なき侵入者
第3章 とんでもない小さな隠し事
第4章 敵は強力軍団:ウイルス、ワクチン、重金属
第5章 大捜索:一匹狼科学者の時代
第6章 ライフスタイルを見直そう

著者等紹介

ナカザワ,ドナ・ジャクソン[ナカザワ,ドナジャクソン][Nakazawa,Donna Jackson]
作家、ジャーナリスト。家庭生活・教育・健康問題の専門家として講演やワークショップを行うとともに、新聞や雑誌に寄稿。ラジオやテレビ出演も多い。デューク大学で英語と公共政策を学ぶ。ハーバード大学ラドクリフ出版手続きプログラム修了。同プログラムやオクラホマ大学の雑誌ライティングコースで教鞭をとる。ニューヨーク在住

石山鈴子[イシヤマスズコ]
翻訳家。日本女子大学文学部国文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ショコラ

1
自己免疫疾患は体質、遺伝以上に環境による化学物質の影響が大きいと知り、驚いた。 実際、身体は食べているもので作られているし、環境が与える影響は大きい。 わたし自身、バセドウ病の断薬をはじめ、食品添加物、産地などに気を付けるようになって、ようやく数値が基準値に近づいてきた。 時代の発展や便利さだけでなく、基本的に何が安全か?を忘れてはいけないと思った。 2019/04/30

めがとろん

0
私自身がSLE(本著ではループス)のため、参考書として読了。アメリカで自己免疫疾患が急増しているとは知らなかった。本著は免疫システムを壊す犯人になり得るとして主に化学物質にフォーカスを当て書いている。自己免疫疾患を引き起こす要因の一つである可能性は高いようだけど、自己免疫疾患自体の説明が不足していて、誤解を与えやすい内容になっている。結局治療には薬をきちんと飲む、バランスの良い食事、適度な運動、ストレスに気を付けるという基本的で健康的な生活を送ることが大事。2014/06/09

gq550_tomy

0
近年、症例の報告が増加している「自己免疫症候群」についてまとめられた一冊です。自分の体内の異物を攻撃・排除するための免疫システムが、あるきっかけで、自分の細胞を異物と誤認してしまい攻撃を加える「自己免疫」ですが、その代表的な症例、メカニズム、発症を誘発する物質の接触の可能性など、様々な関連情報が満載で、この新たなる脅威についてざっくりと把握できます。おすすめの一冊です。2013/06/21

須那 雄太郎

0
岡山県立図書館2012/04/07

tsuneki526

0
あぁいい匂い。ずっとこの匂いに包まれていたい・・・でもそれが合成香料でできているのなら、間違いなくあなたの体を蝕む。現代は化学物質で最も汚染されている時代と言う。地球上のどこにいても、私たちはいわば化学物質のスープの中を泳いで生活しているようなものなのだ。自己免疫疾患患者であることからこれを読んだのだが、生活を見直しても体内の汚染濃度を下げる程度のことしかできないし、治療にも限界があるということ、そして一刀両断すっきり解決する方法などないということがわかった。そういう意味では電磁波や放射能汚染と同じかも。2012/12/08

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