決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478012666
  • NDC分類 338
  • Cコード C2034

内容説明

日本の金融サービスに変革をもたらす資金決済法のインパクト。本書はこの法律の背景や内容を示しながら、ビジネスや社会に対してどのような影響が及ぶのか、詳しく分析・解説するものである。

目次

第1章 わが国における決済サービスの現状
第2章 資金決済法とは
第3章 資金決済法によりもたらされる新しいビジネス
第4章 消費者の求める資金決済サービス
第5章 資金決済ビジネスの分析
第6章 資金決済ビジネス拡大に向けた視点
第7章 資金移動インフラ機関を活用したサービスの必要性
第8章 今後のリテール決済の姿

著者等紹介

杉浦宣彦[スギウラノブヒコ]
中央大学ビジネススクール教授。中央大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。香港上海銀行コンプライアンスオフィサー、金融庁金融研究研修センター研究官、JPモルガン証券法務部シニアリーガルアドバイザーを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nekozuki

14
資金決済法が成立した2010年に出版された本。当時期待されたようなサービスが今登場しているかというと首をかしげるが、銀行の機能不全が顕著になってきており、各業界に最適化された金融サービスにアンバンドリング化されて行くと思っているので、この法律は非常に興味深い。当時意識されていなかった大きなイノベーションとしては仮想通貨取引所もこの法律で規制されている。2017/12/10

KAZOO

7
資金決済法ができてから、100万円以下の送金については資金決済業者も取り扱うことができるようになりました。特に外貨送金は銀行の手数料が高かったので、様々な送金業者が進出しています。セブン銀行などが特に取扱高を伸ばしているようです。銀行のもうけすぎを防ぐためにもいいのではないかと思います。2014/04/13

がっち

7
資金決済法(金融機関によってのみ行われていた口座間の送金業務を、100万円以下のものに限り、他の事業所でも取り扱えるようになる)が2010年4月成立した。この法律によってどれだけのマーケットが拡大し、新規参入するのだろうか、またこの法律の考察を行ったのがこの本である。この法律の成立はオークションやコンビニ決済またモバイル、EC市場に大きな影響がくるに違いない。そしてドネーションが増えるかもしれない、これから目が離せない法律であるともいえよう。B2010/11/24

とりもり

4
資金決済法が施行されてから既に5年が経過したが、ここへきて漸くマイクロペイメントにも色々と動きが出てきたように感じる。資金決済業者や資金移動業者の新規参入によって考えうるビジネスについて述べた本だが、感じるのはリアルマネーとバーチャルマネーをつなぐ役割として、依然銀行の存在は大きいということ。既得権を守ることに汲々とするのではなく、新たなビジネス機会の創出と捉えて積極的に参入すれば、銀行にも大きなチャンスがあるのではないかと感じた。今の銀行じゃ無理っぽいけど。★★★★☆2015/11/03

えちぜんや よーた

4
最近PayPalなどのバナー広告が目立つなぁと思ったらこういう法制度の変更があったからだということが分かった。マニュアル本ではありませんので、この本をすぐに参考して何かするということは難しいと思いますが、ネット上でのビジネスを考えておられる方は一度目を通した方がよいと思います。2012/06/02

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