内容説明
過ちて改めざる、是れを過ちと謂う。速かなるを欲するなかれ。小利を見るなかれ。君子は和して同ぜず。世界四大聖人の一人、孔子の人生訓から「指導力」「決断力」「人間関係力」という3大スキルの本質を読み解く。
目次
第1章 孔子に学ぶ「リーダーシップを磨く」法―マネジャーの『論語』入門
第2章 マネジャーの現場力を鍛える―声に出して読みたい『論語』一〇選
第3章 道徳と経済の両立―抄録・渋沢栄一の『論語と算盤』
第4章 リーダーの資質と条件―私が『論語』に学んだこと
第5章 孔子の生きざま、言葉の字義を洞察する―『論語』の世界
第6章 孔門十哲の君子学―孔子と弟子たちの問答の読み方
第7章 古注、新注から日本独自の解釈へ―江戸の儒学と『論語』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momo
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もう一度論語を読み解きたいと思い手に取った。入門書としては良いかと。 2011/08/19
angela
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論語の内容をビジネスに適用させて説明している本。孔子がどんな人だったのか余り知らなかったので読んでみました。2010/09/15
AZALEA
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★★★★2010/04/09
楓
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101歳で大往生した中曽根康・元首相が『論語』について語ったインタビューが載っている。中曽根氏は小中学校の授業で『論語』を学んだ後はほとんど読んでいないが、人生のいろいろな場面に遭遇した時に「孔子の言葉がわあっと頭に浮かんでくる」という。その言葉のひとつに「政とは正なり。子帥いるに正を以てすれば、孰か敢えて正しからざらん」(政は正である。あなたが率先して正しくするなら、誰もが正しくなろうと努めるでしょう」があるという。緊急事態宣言下で深夜に飲み歩いている今の政治家にもぜひ『論語』を読んでもらいたいです。2021/02/23