内容説明
どうしても人に教えたくなるちっちゃい8社のストーリー。
目次
第1章 小ざさ(東京・吉祥寺)
第2章 ハッピーおがわ(広島・呉)
第3章 丸吉日新堂印刷(北海道・札幌)
第4章 板室温泉大黒屋(栃木・那須塩原)
第5章 あらき(熊本・城南)
第6章 高齢社(東京・秋葉原)
第7章 辻谷工業(埼玉・志木)
第8章 キシ・エンジニアリング(島根・出雲)
著者等紹介
坂本光司[サカモトコウジ]
法政大学大学院政策創造研究科教授。法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長。1947年、静岡県生まれ。浜松大学、福井県立大学、静岡文化芸術大学教授を経て、2008年より法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科(MBA)兼担教授、NPO法人オールしずおかベストコミュニティ理事長。他にも、国、県、市などの公職多数。専門は中小企業経営論、地域経済論、産業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェ・ブンブン
20
僕が名刺依頼をした丸吉日新堂印刷が紹介されているので読んだ。名刺は出会いの重要アイテムなのに、多くの儲からないからと邪険に扱われているなんて悲しいなと感じた。そして、この会社に依頼すると本書では語り切れてない温もりがあったことに気づかされた。これは教職プレゼンテーションで扱わないと。もちろん、この会社以外にも素晴らしい会社が紹介されてるぜ。高校時代、吉祥寺に通学していたのに「小ざさ」に気づかなかったのは残念だ。2013/11/30
Naomi
14
「ハッピーミラクルチャンネル」で靖子監督が、北海道の名刺会社「丸吉日新堂印刷」社長さんを紹介してくださいました。“単に商品を売るだけでなく、「人との出会いがワクワク楽しく広がるための価値あるコミュニケーションツールを提供し、理想社会の構築」を目指している”会社、素晴らしいです。“人を助け、幸せにし、人に喜ばれる仕事をしている会社ばかり”8社の思いが詰まった、あったかい本です。どこも行ってみたくなります。2016/06/11
C-biscuit
9
古本購入。中小零細企業の中で、世間の景気に影響されずに元気にやっている企業の紹介である。単体で物語になる企業もあり、最初の「小ざさ」については以前別の本で読んだことがある。そういう意味では8社紹介されているが、それぞれで本になって良いような物語がある。そして大企業にはできないニッチな産業が多く、市場も小さいのかと思う。何となくチェーン店や大手企業に安心感を求めているように感じる日々であるが、こういう企業を応援していかなければならないとも思う。どの企業も社長の手腕によるところも大きいので、今後も注目である。2022/08/23
メープル
6
どの会社も愛がたっぷりで感動しました。商品、従業員、顧客、人のために一生懸命な姿に心うたれました。こういう会社、もっと増えて欲しいです。 そして、和菓子好きの私は『小ざさ』の羊羮、もなかが無性にたべたくなりました。2020/07/27
コサトン@自反尽己
6
著者は『日本でいちばん大切にしたい会社』の坂本氏。 紹介されている会社はいずれも中小企業だが、どの会社も経営者が利益よりも確固たる“信念”を第一として自らの会社を運営しており、日本中、世界中に絶大なる顧客をもつことに成功している。 冒頭の「会社は、人の幸せに貢献するためにある」は、まさにこの作品を的確に現している一文。 各章を読み、生きる上で、仕事する上で、いろいろと考えさせられ勉強になった。自分も各経営者たちのような、強く、そして優しい“志”をもって、人の為に尽くせる人間でありたい。【書】2010/06/20