越境する伝統―渡邊守章評論集

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越境する伝統―渡邊守章評論集

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  • サイズ A5判/ページ数 548p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478008355
  • NDC分類 770.4
  • Cコード C1074

内容説明

能から舞台芸術の先端に至る現場と切り結ぶ知が、“古典”と“伝統”を批判的に問い直し、クローデルから折口信夫へと越境する、「身体と言説」の地平。

目次

プロローグ 「老後の初心」ということ
第1章 演劇作業における「古典」と「伝統」
第2章 『繻子の靴』の余白に
第3章 クローデルの徴の下に
第4章 「墓」あるいは「喪の献盃」
第5章 越境する思想、あるいは知の脱領域―異本『舞踏会の手帖』
第6章 病み上がり『パリ感覚』
エピローグ 鼎談:「折口信夫と越境する伝統―欲望と快楽の定位について」(浅田彰氏・松浦寿輝氏との鼎談)

著者等紹介

渡邊守章[ワタナベモリアキ]
1933年東京生まれ。東京大学教授・評議員、放送大学副学長、パリ第三大学ならびにジュネーヴ大学客員教授等を経て東京大学名誉教授、放送大学名誉教授。現在、京都造形芸術大学教授・舞台芸術研究センター所長。専攻フランス文学・表象文化論。演出家。訳書・クローデル『繻子の靴』(上・下、岩波文庫)で毎日出版文化賞、日本翻訳文化賞、小西財団日仏翻訳文学賞受賞。ロラン・バルト『ラシーヌ論』(みすず書房)で読売文学賞受賞。演出作品に、ラシーヌ『悲劇フェードル』(芸術祭優秀作品賞)、ジュネ『女中たち』(読売演劇賞)など。演劇企画「空中庭園」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

1
ミシェル・フーコーとの対話、レヴィ=ストロースとの往復書簡など、縦横無尽な「知」の作業を集成する。巻末に浅田彰・松浦寿輝との鼎談を収録。2010/02/18

メルセ・ひすい

1
13-9 赤12-32 東大名誉教授・・ 「意味以前」の大切さとは・・ 舞台芸術を含む論文含む・・ レヴィ=ストロース様の100歳の誕生祝いに薔薇を贈る。⇒直筆の礼状が・・! 執筆活動のまとめ。 「老後の初心」とは 関白二条・良基公-の句⇒★いづれさき 花と老・オイ・との 化・アダ・くらべ 1385年10月18日 近江の石山寺にて もう一句 ★月は山 風ぞしぐれに にほふ海 イイネエ 室町の代表的文人です。 黙って読むだけで教養が身につきますよ。 能・オペラをはじめとする芸術へのまなざし。・・・2010/02/20

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