ＣＥＯを育てる―常勝企業の経営者選抜育成プログラム

チャラン，ラム【著】〈Ｃｈａｒａｎ，Ｒａｍ〉/石原 薫【訳】

ダイヤモンド社（2009/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 235p／高さ 20cm
• 商品コード 9784478005668
• NDC分類 336.47
• Cコード C0034

内容説明

ＧＥ、デュポン、ノバルティス…経営幹部の資質を見極め、経営トップに育て上げる仕組みとノウハウ。あのジャック・ウェルチが「崇拝」したラム・チャランによる経営者育成の教科書。

目次

第１章　「大量一括栽培」から脱却せよ
第２章　リーダー育成は、徒弟制度で
第３章　リーダー人材を早期に見分けるには
第４章　育成計画をカスタマイズする
第５章　上司の役割がカギを握る
第６章　徒弟制度モデルの管理
第７章　最も成功しそうなＣＥＯを選ぶ
第８章　徒弟制度モデルの導入

著者等紹介

チャラン，ラム［チャラン，ラム］［Ｃｈａｒａｎ，Ｒａｍ］
ニューヨーク、クロトンビルにあるＧＥのジョン・Ｆ・ウェルチ・リーダーシップ開発研究所で３０年間講師を務め、ペンシルベニア大学ウォートン経営大学院およびノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院でベストティーチャー賞を受賞。『フォーチュン』誌の「知恵深い人」「現代に生きる最も影響力のあるコンサルタント」に選ばれ、コーポレートガバナンスのエキスパートと評される。『ビジネスウィーク』誌「企業役員教育プログラムの全米講師ランキング」上位５人に入り、『エコノミスト』誌に、ＣＥＯ後継計画のベテランと称される。ベストセラー作家であり、講師としての受賞歴もある。１０代で、インドの家族経営の靴店で働き始める。大学では工学を専攻し、その後、ハーバード大学で経営学修士、そして博士号を取得。ハーバードを成績上位５％の優等生として卒業、ベーカー奨学生だった。オースチン・インダストリーズ、タイコ・エレクトロニクス、インドのエマール・マニュファクチャリングの取締役を務める。２００５年には、ナショナル・アカデミー・オブ・ヒューマン・リソーシズの特別フェローに選ばれる。テキサス州ダラス在住

石原薫［イシハラカオル］
国内メーカー、英系ブランディング会社、米系デザイン会社勤務を経て翻訳に携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Roy]

経営にとって次代を担う人材を育成することは重要な使命である。本書では、経営責任を担う者は、本来の才能があることを前提にしつつ、その才能がある者を選抜し育てるようにする重要性について述べている。日本企業は終身雇用と年功序列、新卒一括採用を前提としているため、この点も踏み込んだ改革をしなければ、経営人材の育成は難しいと考える。

2019/01/30

[Akitoshi Maekawa]

本書で紹介されている「結論」の一つに、「CEO職を務めるまでに、飛躍的成長の積み重ねが必要である」とあるが、まさしく議論しているテーマ。どのようなステップを経験してもらうのがいいか？ということを考えていたけど、本書では徒弟制度を推奨している。各職務者が後継者を育てる事にどこまでコミットできるか？は、その企業の人材育成の強さを表す気がする。「リーダーとしての才能をどんな未熟な状態であれ見極める力が、組織の解のリーダーに必要になる」は全組織長が育成力をつける大事な要因。

2014/06/16

[カモメ]

経営者選抜の本はほぼ無くて貴重な一冊。⑴若いうちに見つける⑵それぞれに個別の育成計画をする⑶メンター制度の構築（自分の部下を経営者レベルに育てる文化とスキル）あたりがプロセス。肝になるのが対人スキルとビジネススキルであり、それを伸ばすために異なる部署へつっ込んだり採算責任を負うことがカギになる。経営者になる人は、自分の仕事の枠を広げようと上司の仕事にも首を突っ込み、総合的に伸びようとしていく。選抜に関しては、役員全員で一般条件と固有条件を統一し、候補について対話をしながら見定めていく。

2015/04/13

[Noriko S]

講師の先生のおすすめ本。「おわりに」の項が最も勉強になった。自分でできることもかなりありそうです。 リーダーのもう一つ上のステップへ上がるのに重要なことは、「上司」「システム」「才能」などなど。あまりの面白さに一気に読んでしまいました。

2016/05/14

[0422]

とてもいい。ジェダイのこと。

2015/12/23