出版社内容情報
他の地銀と異なり次々とインストアブランチの成功を収める荘内銀行。小さな成功に思えるが、それは銀行業界を震撼させる予兆だった。
内容説明
なぜ荘内銀行だけがISBを成功させることができたのか―。端的に言えば出店先の小売業の哲学、ノウハウ、サービスを積極的に取り入れ、カスタマーセントリックに徹した金融サービスを顧客に提供してきたからにほかならない。07年、イオン銀行が始めた「年中無休、午前9時~午後9時の営業時間」「買い物ついでに寄れる、開放的な店づくり」「小売業のような親切ていねいな接客」という日本の銀行として考えられない斬新な営業スタイルを、荘内銀行はすでに10年前から取り入れていた。
目次
はじめに イオン銀行がお手本とした銀行
第1章 買い物に疲れたら休憩できるカフェのような銀行?
第2章 顧客に選ばれるISBは、「便利で、お得で、感じがよい」
第3章 本音のカスタマーセントリックが、生涯顧客を生む
第4章 殿様銀行から脱却、そして革新の金融情報サービスへ
第5章 地域の発展のために、リスクの取れる銀行
第6章 地域密着と規模拡大を両立する、新しいアライアンス
終章 町田改革とはなんだったのか
参考資料 荘内銀行史
著者等紹介
宇井洋[ウイヨウ]
1960年愛知県生まれ。マーケティング雑誌の編集、記者などを経て、92年からフリーに。ビジネス、建築、ファッションなど幅広いフィールドで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。