内容説明
ゴルフ三昧の二代目が、数々の難問に立ち向かう!親父の突然死、そして大手スーパーの悪質な乗っ取り、腹心の寝返り…。
著者等紹介
安土敏[アズチサトシ]
本名、荒井伸也。1937年東京生まれ。東京大学卒業後、住友商事に入社。70年に志願してサミットストア(現・サミット)に出向し、経営不振だった同社を立て直す。94年に社長、01年に会長、最高顧問を経て04年退任。現在、オール日本スーパーマーケット協会会長。著書は、『企業家サラリーマン』(テレビ朝日でドラマ化されATP賞を受賞)など多数。城山三郎経済小説大賞の選考委員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒まる
6
自分たちの事業領域をしっかり見つめなおし、事業を行っていくことがもっとも大切なことだと思った。ゴルフにはまってるので、その部分も併せておもしろかった。2015/01/13
岡 幸治
3
単純な承継劇ではなく、トップに立つという自覚もないまま、百戦錬磨の大企業と戦う2代目の物語。社長よりも、彼にサーパーマーケット業を指南する脇役に非常に勉強になった。たかが、毎日の夕食の買い物に寄るだけと侮ってはいけないスーパーの奥深さを教えてもらいました。2010/10/21
カペリン
2
初読み作者さんです。 もとスーパーの出身らしく、内部の仕組みや業界の事が大変勉強になった。 ストーリーは、有力スーパーの2代目である主人公が、父の死去を受け、好きなゴルフになぞらえながら、社員と手を取り戦っていく、経済小説です。 ワタクシも、似たような業界にいて他大変参考になる部分があったけど、そうでなければ、ややくどく感じるかも。あとやたらと虫に例えるのは、分かりやすくするため? やや強引な部分もありましたが、全体的は面白かったです。 また違う作品読みたい。2019/09/22
Masakunel
1
流通業が舞台の小説という、ニッチだけど個人的に興味のあるカテゴリーの中で、安土さんの書かれる本はとても貴重だと思います。「小説スーパーマーケット」同様、本書も、現場にいらっしゃった方だから描けるスーパー経営の内側に触れることができて面白かったです。スーパーって、一見単純なようで、奥が深いビジネスだと思います。2016/06/25
くっちゃ
1
軒並みな意見だけど、スーパーを経営する上での奥深さというか、戦略性を知った。単純な商売と捉えるかどうかということが、作中の勝敗を分けたんだろうな〜。でもどんな仕事にもコレは当てはまるんだと思った。2011/10/22
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