凡才の集団は孤高の天才に勝る―「グループ・ジーニアス」が生み出すものすごいアイデア

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  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478004098
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C0034

出版社内容情報

偉大なイノベーションにつながるアイデアが、たった一人の天才から生まれるという神話が誤っていることを、豊富なエピソードと広範にわたる心理学的知見を用いて示すとともに、実は人と人との相互作用、つまりコラボレーションこそが革新的なアイデアを生み出すことを、組織内の創造性を研究している心理学者である著者が解説する。

内容説明

リナックスにeメールにグーグル・アース、ライト兄弟の飛行機から『指輪物語』の創作にダーウィンの進化論まで―ものすごいアイデアを生み出すカギは、すべて「コラボレーション」にあった!だからみんなで考えよう。

目次

第1部 凡才を天才に変えるチームの力(コラボレーションの力は天才を超える!―創造性を発揮するチームの特徴を明らかにする;緊急対応がすごい結果を生むのはなぜなのか?―緻密な計画と証興的な活動との最適のバランスを探る;チームに生まれる一体感の正体をつきとめる―チームがフロー状態に入る環境を作り出す;集団思考の罠に気をつけろ!―ブレインストーミングの功罪を検証する)
第2部 ものすごいアイデアが閃くメカニズムを解明する(閃きにまつわる誤解を解く―なぜ「アイデアは突然舞い降りる」と信じてしまうのか?;ものすごいアイデアを支える無数の閃き―閃きが発展するプロセスを明らかにする;おしゃべりとアイデアの素敵な関係―会話が閃きの発展に与える影響を探る)
第3部 凡才のネットワークが天才を凌駕する(組織の壁をぶち壊せ!―即興的イノベーションを組織で実現する方法を探る;コラボレーション・ウェブを形成せよ!―アイデアをつなぐネットワークの可能性を明らかにする;顧客を巻き込んで発想せよ!―ユーザーの閃きを取り込む仕組みを作る;コラボレーション経済圏を創出するために―誰もが創造力を発揮するために制度上の障害を検討する)

著者等紹介

ソーヤー,キース[ソーヤー,キース][Sawyer,Keith]
ワシントン大学(セントルイス)の心理学・教育学部教授。マサチューセッツ工科大学でコンピューター科学を専攻し、卒業。その後、コンピューターゲームの設計、経営コンサルタントを経て、1990年、シカゴ大学で再び学究生活に。フロー概念で著名な心理学者、チクセントミハイ教授に師事し、1994年心理学の博士号を取得。創造性およびイノベーションの科学分析を専門とし、特にジャズグループおよび即興劇団を通じた創造性研究で知られている。著書・論文多数

金子宣子[カネコヨシコ]
津田塾大学卒。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)、日本IBM勤務を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もよ

3
「共同作業が革新の源である」ということを様々な角度で示し、「ではどうすればよいのか」という問いに答える書物。期待したよりも内容が浅い感じがするが、逆にそれは著者が実体験から示そうとしており、無理な理屈付けをしないせいかもしれない。2014/08/14

Yoshitomo Kurokawa

3
洞察問題の項が好み。どういうヒントが問題解決に良いのか、という実験も面白かった。内容が濃いので、読むのに何日もかかる。2012/11/30

Yasuhiro

1
図書館本2023/12/31

EK103

1
コラボレーションの重要性が再確認できる良書。ただ集団で議論すればいいわけではなくて、それぞれ個人が「外側」の知識を持ち寄って即興的に対話を行うことが重要。社内に籠もらずに外側とのコミュニケーションハブを設計することが必要だと感じた。2021/11/02

FourSeasons

1
そうだろうなと言う納得感。 様々な会話や経験が発想の起点になるのは間違いないし、先人の積み重ねの上に新しい発見があるのだと思う。 とりあえず自分にできそうなことはインプット増やす事と様々な立場、背景を持つ人と交流して意見を交わす事。 後者はなかなか難しいけど、積極的に機会を作ろう。2021/07/03

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