ビジネス基礎シリーズ<br> ビジネス・アカウンティング―経営戦略を理解するための会計情報の読み方・活かし方

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ビジネス基礎シリーズ
ビジネス・アカウンティング―経営戦略を理解するための会計情報の読み方・活かし方

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  • サイズ A5判/ページ数 220p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478002445
  • NDC分類 336.9
  • Cコード C2034

出版社内容情報

会計情報を使って経営戦略を理解するための有機的な方法を提示する、ビジネス・アカウンティングの入門テキスト。

-目次-

はじめに
  会計の構造的特性を使って、経営戦略の分析を行う
  企業のあり方が大きく変化し、会計制度の本質も変わった

プロローグ Accounting(会計)とはなんだろうか?
  会計とビジネスを直結させたい
  アカウンティングの思考方法


第1章 ビジネスシーンで会計情報を使いこなすために

1 企業のイメージとは?:2次元的理解のすすめ
  企業が持つ2つのイメージ
  企業の2面性:資金モジュールと業務モジュール

2 戦略イメージ
  戦略とは企業の長期的市場適応行動

3 財務諸表のイメージ
  貸借対照表と損益計算書の関係

4 財務諸表の入手方法
  3つの入手方法がある


第2章 財務諸表の基本型とビジネスの展開

1 基本的なアイデアと用語のイメージ
  会計用語はイメージでとらえると理解しやすい

2 最も単純なケース
  損益計算書と貸借対照表の関係
  財務諸表の変換過程

3 商品の購入を行うケース
  2期目の損益計算

4 設備を購入したケース
  減価償却の発生

5 キャッシュフローから損益計算への変換
  収支計算から損益計算へ変換するメカニズム


第3章 資産の評価と費用の計上

1 資金循環と資産の分類
  資金の投入プロセスと回収プロセス
  貨幣性資産と費用性資産

2 棚卸資産の評価と費用処理
  払出単価を測定する方法
  会計上の仮定のことを会計方針と呼ぶ

3 棚卸資産に関する会計方針の変更
  業種や業態によって管理方法が異なる
  会計方針を変更して環境変化に適応した例

4 有形固定資産の評価と費用計上
  減価償却の3要素

5 有形固定資産に関する会計処理の変更
  ANAのケース

6 全日本空輸(ANA)の資産
  ANAの連結貸借対照表


第4章 負債と引当金

1 貸借対照表の貸方とその分類
  貸借対照表の貸方は資金の権利関係を表す

2 負債と引当金
  将来の費用として計上される引当金
  引当金は、将来支出を損益計算の中に織り込む

3 ポイント引当金の問題
  ポイントカードを会計処理としてどう表現するのか
  ポイントは売上値引きと同じ

4 退職給付引当金
  退職給付会計の特徴
  年金債務の計算方法
  退職給付引当金を認識する


第5章 損益計算書の構造 コスト構造の視点:競争優位の分析

1 損益計算書の作成原理
  実現主義の原則
  費用の認識は発生主義
  費用収益対応の原則

2 損益計算書の表示とバリューチェーン
  個別対応と期間対応
  経常利益は日本独自の項目
  販売費及び一般管理費
  営業外収益及び営業外費用
  特別損益項目
  バリューチェーン

3 ユニクロとしまむらの比較分析
  コスト構造を比較する
  売上高と総資産を分析する
  フリースブームで急成長したユニクロ
  安定して成長するしまむら
  固定費の増大は利益を圧迫する
  驚異的なしまむらのローコストオペレーション


第6章 もう一組の財務諸表 会計のモザイク化

1 収支計算に基づく財務諸表(費用収益アプローチ)の限界
  原価主義の限界と時価主義の復権
  原価主義会計の問題点

2 2つの財務諸表作成原理
  費用収益アプローチと資産負債アプローチ
  損益計算書による業務プロセス分析が主眼だった

3 会計ビッグバンの進展と資産負債アプローチ
  時価主義に移行する会計制度
  日米欧で異なるモザイク状態

4 米国基準によるディスクロージャー
  米国基準を採用する大手企業
  日本基準と米国基準の違い

5 資産負債アプローチが適切なケース
  費用収益アプローチの限界


第7章 連結財務諸表の作成と企業結合会計

1 企業再編と会計
  注目される企業結合会計基準
  連結会計と企業結合会計の整合性が課題

2 連結財務諸表の作成
  連結財務諸表中心のディスクロジャー体制へ移行
  連結財務諸表を作成する際の注意点

3 企業結合会計
  持分プーリング法とパーチェス法

4 連結財務諸表と企業結合会計の整合性
  会計処理の原理が2つ併存する状況
  連結調整勘定の一括償却


第8章 純資産の部と株主資本等変動計算書

1 資本概念から純資産の部へ
  現行の会計制度のひずみは資本の部に表れている
  純資産の部と株主資本等変動計算書は同じ指向に立った制度変更

2 「純資産の部」の表示
  現代会計の悩みの深さを表す「純資産の部」(個別財務諸表)
  何を資本とするかは今後の検討課題

3 株主資本等変動計算書
  株主資本等変動計算書は「純資産の部」変動計算書


第9章 会計情報をビジネスに活用する 財務諸表分析の方法と意味

1 財務諸表分析の基礎的考え方
  財務諸表分析の基本は資金循環にあり
  資本と利益をどう捉えるかで分析内容は変わる

2 財務諸表分析の体系
  資本利益率と支払いの安全性
  財務レバレッジとは総資産(総資本)に占める負債依存率

3 財務諸表分析の具体例─トヨタ自動車と日産自動車の比較(2006)
  トヨタと日産の財務諸表分析
  財務レバレッジの違いがROEに大きな影響を与える
  財務レバレッジの大きさは自己資本率の低さの裏返し
  資産構成を比較する
  財務諸表分析は企業分析の入口にすぎない


第10章 日産リバイバルプランと会計ビッグバン

1 日産自動車を巡る状況変化と戦略の形成
  世界的な業界再編の波に呑み込まれた日本の自動車業界
  2000年にナンバー3に転落した日産
  日産の問題点は販管費の大きさ

2 リバイバルプランの内容
  リバイバルプランの実態はコスト削減
  プラットフォームの共有化に遅れた日産

3 リバイバルプランの効果
  3つのコスト削減戦略
  販売経費の縮小と人件費の削減が営業利益の改善に寄与

4 リバイバルプランの会計的側面(1):ビッグバスと構造改革引当金
  ビッグバスとクッキージャー
  2300億円の損失計上がリバイバルプラン成功の鍵

5 リバイバルプランの会計的側面(2):会計ビッグバンへの対応
  会計ビッグバンの時期と重なるリバイバルプラン
  矛盾をはらむ税効果会計
  繰延税金資産合計額の増加がV字回復の効果を高める
  繰延税金資産の差額がほぼ利益の増加要因に
  退職給付会計を1年前倒しで実施


第11章 カメラを巡る戦い 多角化戦略とセグメント情報の読み方

1 カメラを巡る環境変化
  技術の変化が企業戦略の変化として表れる

2 カメラと多角化戦略
  カメラ業界の大手を比較分析する
  多角化を模索してきたカメラ業界
  セグメント情報の読み方
  ミノルタが実施した損益構造改革の内容

3 カメラ市場の激化と「選択と集中」
  コニカミノルタの統合の結果とその後の推移
  カメラ事業から撤退する
  キヤノンの対応
  利益率の改善でROEを上昇させているキヤノン

4 キャッシュフロー経営とキャッシュフロー計算書
  キヤノンの連結キャッシュフロー
  FCFの最大化がキャッシュフロー経営の目標
  現金を多く保有することにはプラスとマイナスの面がある


エピローグ 経営戦略と会計情報の見方
  会計情報を利用するときの注意事項

【著者紹介】

高田橋 範充(こうだばし・のりみつ)
中央大学専門大学院国際会計研究科(アカウンティングスクール)教授
1958年福岡県生まれ。中央大学商学部卒業。公認会計士二次試験合格。中央大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。福島大学経済学部助教授、中央大学経済学部教授を経て、現職。2007年3月より、クィーズランド工科大学客員教授。共著書に「動的社会と会計学」(中央経済社)など。

内容説明

会計情報は、経営戦略を理解する重要なツールである!会計情報を使って経営戦略を理解するための有機的な方法を提示するビジネス・アカウンティングの入門テキスト。

目次

Accounting(会計)とはなんだろうか?
ビジネスシーンで会計情報を使いこなすために
財務諸表の基本型とビジネスの展開
資産の評価と費用の計上
負債と引当金
損益計算書の構造―コスト構造の視点:競争優位の分析
もう一組の財務諸表―会計のモザイク化
連結財務諸表の作成と企業結合会計
純資産の部と株主資本等変動計算書
会計情報をビジネスに活用する―財務諸表分析の方法と意味
日産リバイバルプランと会計ビッグバン
カメラを巡る戦い―多角化戦略とセグメント情報の読み方

著者等紹介

高田橋範充[コウダバシノリミツ]
中央大学専門大学院国際会計研究科(アカウンティングスクール)教授。1958年福岡県生まれ。中央大学商学部卒業。公認会計士二次試験合格。中央大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。福島大学経済学部助教授、中央大学経済学部教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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読書部 ちゅよし

0
☆☆☆☆2009/05/13

chie

0
久しぶりに精読した。ある程度の知識があるうえで読むには面白い。後半につれて、少しわからなくなっていたが、ユニクロ、キャノン、日産のケーススタディは参考になった。2009/08/04

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