日本映画、崩壊―邦画バブルはこうして終わる

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478001325
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

内容説明

シネコンの台頭、テレビ局の市場介入、映画ファンドの闇、製作委員会の功罪、原作に奢る出版社、提灯持ちライター…映画誌&映画業界紙が書けない、映画評論家&ライターも知らない、これが、現在の日本の映画業界のすべてだ。

目次

第1章 2006年、日本映画バブル元年
第2章 日本映画が抱える“ヒト”の問題
第3章 シネコンによる市場改革
第4章 映画業界に流入する“カネ”の正体
第5章 ハリウッド映画のプライドと傲慢
第6章 ハリウッド・メジャーが日本映画を製作する
第7章 映画ジャーナリズムの没落
第8章 映画がヒットして得する人
第9章 我が国映画市場に横たわる根本的矛盾
最終章 日本映画の、明日はどっちだ?

著者等紹介

斉藤守彦[サイトウモリヒコ]
1961年、静岡県浜松市出身。映画業界紙「東京通信」記者(後に編集長)を経て、1996年からフリーの映画ジャーナリスト/アナリストに。現在、映画関連の多数のメディアで執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ats

1
数年前の映画界の状況を詳細に記した内容ですが、相変わらず業界全体の流れは変わっていない。特に洋画の停滞はより一層強くなり、邦画ヒットの方程式も以前ほどの力は無くなってきている。市場規模は変わっていないが、広がる見込みはなく高齢化とともに徐々に衰退せざるを得ない状況は、先が見えず大きな転換が必要だと感じた。2015/06/06

ビーフハート

0
もう何年も前の本だが内容は古びてない、というか、現状は相変わらずなんだろうな~、と。わかりやすい邦画崩壊には至っていないが、病状は悪化の一途だろう。ま、現状がなんにせよ、面白い映画が観れればそれで良いのだが。2014/11/01

shushu

0
2006年の本。今はどうなんだろう。シネカノンとかつぶれたけど、邦画上位、テレビ局等の関与は変わらない印象がある。海外マーケットとしての日本の重要性を数字で見たのは初めてなんで面白かったかな。具体的な映画の出来不出来には一切触れていないのは意図的なものであろうか。2013/09/23

gokuri

0
タイトルにあるほど過激な本ではない。2006年の状況から現在までも、著者のいう委員会方式の邦画作成はつづけられている。シネコンは一部淘汰がはじまっている。はたして日本の映画は衰退していってしまうのだろうか?それとも・・・2013/02/19

半兵衛

0
こういう本はとっておいて数年後に再読するのがよい(笑)2012/02/12

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